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高齢者のがん検診について


 自治体が行うがん検診は、日常生活に支障のない健康に暮らしている方が、検診によりがんの早期発見が行われ、早期治療につなげることで、住民の中からがんで亡くなる方を減らすことを目的としています。その費用の多くは公的資金を用いています。
 がん検診を受診された方100人に90人強の方には異常なしという結果が得られますが、数人の方には、がんの疑いありという結果が伝えられ、病院での精密検査を受けるようお勧めしています。精密検査を受けた方の数十人に1人程度が、実際にがんという診断を受けます。

 精密検査の中には体に負担のある検査もあります。検診をきっかけに体に負担のある検査や治療が行われていくことを想定し、ご自分の体力がそれに見合うかどうかをよく考えた上で受診をするべきかどうかを判断してください。特にご高齢の方の場合は、ご自分の想定よりも体力の予備能が乏しいので、かかりつけの医師がある方はよくご相談のうえ、受診すべきかどうかを決めてください。

特に注意が必要な検診



○胃がん
 高齢者はX線検査で飲むバリウムをうまく排泄できず、強い便秘や腸閉塞を起こす可能性があります。また、検査台からの転落の可能性もあり、骨折される方もおられます。特に腕力や脚力に自信の無い方、腰が曲がっている方は危険です。

○大腸がん
 精密検査となった場合は、大腸内視鏡検査が必須です。絶食の上、下剤を飲む必要があるため、脱水症を起こす可能性があり当日検査ができない方もおられます。また内視鏡検査で腸に穴があく事故が起こる可能性もあります。

○子宮頸がん
 69歳まで子宮頸がん検診を受けていれば、その後も死亡減少効果が持続することがわかっています。つまり、70歳以降は検診を受けなくても、子宮頸がんが死に至るほど進行せずに寿命を迎える可能性が高いということです。

(監修:国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策研究所検診研究部長 中山富雄)

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このページの担当は 保健政策部 健康推進課 成人保健担当 です。

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