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※このインタビューは、令和5年9月に実施したものです。

FC東京の選手に健康づくり(運動(身体活動))について伺いました!

小泉 慶(こいずみ けい) 選手:イメージ1
氏名
小泉 慶(こいずみ けい) 選手
生年月日
1995年4月19日
出身地
東京都足立区
ポジション
MF
Q

小泉選手がサッカーを始めたきっかけを教えてください。

A

3つ上の兄がサッカーをしていたので、小さい時からサッカーをしていました。弟が生まれてからは3人で近所の公園に毎日サッカーをしに行っていましたね。父が競輪の選手だったので競輪も少しかじりましたが続きませんでした。水泳も少しやりましたが、サッカーの方が人気もありましたし、兄の背中を追いかける形でサッカーをやっていましたね。

Q

サッカー選手になってからは、より自分の身体と向き合うようになったと思うのですが、プロサッカー選手になってからはどのようなことを意識されていますか?

A

若いときは連戦で試合に出て少し疲れているとき、できるだけ自分でストレッチなどをするようにしていました。自分にはそのやり方が合っていたと思います。今は弟が針や按摩の資格を取ってくれたので、昨年くらいからは週に1、2回は弟のマッサージを受けるようになりました。

Q

試合の時は身体とこころも高い緊張状態にあると思います。その分、オフにはゆっくり身体とこころを休める必要がありますが、休む時に意識することはありますか?

A

最近はオフに何をするかも、基本的にはあまり考えていませんね。リフレッシュするために、美味しいラーメンを食べに行くとか、サウナに行くとか、そういうことをしていますね。僕の背番号37もサウナ好きが由来なのですが、サウナはどこに行ってもとても混んでいるので、最近はあまり行っていません。待ち時間がもったいないなぁと思ってしまうので、本当に時間がある時、余裕がある時だけになっていますね。オフはゆっくり自分の時間を過ごすようにしています。

小泉 慶(こいずみ けい) 選手:イメージ2
Q

オフシーズンはどのようなことを意識して過ごしているのですか?

A

最初の1週間はサッカーのことは何も考えないようにして、ラーメンやお菓子のように、シーズン中にはほとんど食べないものを食べたり、やれないことをやるようにしています。その1週間が終わったら、シーズン中よりもストイックに過ごしていますね。自分でも体は動かしますが、どうしてもチームの練習がないと運動量が減ってしまい、食べたものの影響が強く出ますから。食べた分や飲んだ分は、しっかりと次の日にその分も身体を動かしてバランスをとるようにしています。

Q

都民の方々へ、からだとこころをより良い状態にするためのアドバイスをお願いします。

A

よく「痩せたいけれど、走るのはしんどいし、アイスも食べたい」と言うような人もいますが、それで痩せるわけはありません(笑)。適度な運動として、ランニングはおすすめです。苦痛に感じない自分のペースを見つけて、汗をかくことは大切だと思います。運動だけではなく食事や睡眠時間も、それぞれ人によって最適なポイントは異なるので、何をすれば自分に一番合うかを見つけて、それを継続していくことが良いと思います。

小泉 慶(こいずみ けい) 選手:イメージ3

FC東京の選手を支えるスタッフに健康づくり(運動(身体活動))について伺いました!

フィジオセラピスト(理学療法士)

中村 有希 さん:イメージ
中村 有希 さん

「フィジオセラピスト」として、ケガをした選手のリハビリを支えたり、日頃からケガの予防やコンディションの維持をサポートしている。

僕はケガをした選手の長期のリハビリのほかに、ケガの「予防」に関することを行っています。選手の体調やコンディションにかかわることを、トレーナーやドクター、栄養アドバイザーと話して連携するのも、大きな役割です。

選手たちからは、関節や筋肉の動きを良くするためにどんなトレーニングをすれば良いのかという質問を多く受けます。FC東京ではメディカルチェックを年に数回実施して、選手のフィジカル面を数値化して、それをもとに選手にフィードバックしていますが、最近は自分の身体に対する意識が高い選手が多くなりました。選手だけでなく、コロナ禍を経験したことで多くの方が、自分の体調や身体に対する意識が以前よりも強くなっているのかもしれません。

それでも、たとえば久しぶりに子どもの運動会ではりきってアキレス腱を切ってしまうお父さんとか、日頃から運動をしていなくて体が固くなっているはずなのに、それに自分自身で気が付いていない方がまだまだ多いです。自分の体の動きを認知するためにも、ストレッチなどをルーティンにして日頃から自分の身体と会話することが、心身の健康への第一歩です。自分に合った運動として、都内の各自治体での運動教室やピラティス、ヨガなどに申し込んでみるというのも良いと思います。

栄養アドバイザー(管理栄養士)

久保田 尚子 さん:イメージ
久保田 尚子 さん

FC東京のトップチーム、アカデミー(18歳以下のチーム)の身体づくりやコンディションの維持向上を食事・栄養面からサポートしている。

選手たちには、負荷の高いトレーニングをしたのであれば、それに見合った量やタイミングで食事を摂らなければ、その効果も表れないよという話をしています。キーワードは「トレーニング後、なるべく早く」です。負荷のかかった筋肉を食事の面からもケアすることはとても大切で、運動だけでも、栄養だけでもダメで、その2つの結びつきは、食事のタイミングによって効果をより引き出すことができます。

最近はジムに通っている方も多くなってきていますし、フットサルや草野球をやっている方々もたくさんいらっしゃいますよね。運動の後のビールが美味しいのはわかりますが、アルコールはむしろ脱水になってしまいます。本人が健康に気を付けていたり、運動の効果を上げるためには、たとえばジムが終わったあとにはビールの前に牛乳を飲もうとか、フットサルの後にはオレンジジュースを飲もうとか、できるだけ早く水分やエネルギー、必要に応じてたんぱく質もしっかり補給することが大切です。ぜひ運動後の習慣として意識してほしいですね。

  • 自分の身体の状態を知って、自分に合った身体活動や運動を行うことが、健康づくりを行ううえで必要だね。
    運動したら、その分しっかり食べて、ゆっくり休む…やっぱり健康づくりには、運動・食事・休養のバランスを整えることが大切だよ!