おさらいしてみる!乳がんのこと。
Check 5 40歳からの乳がん検診はどんな検査?

実際の乳がん検診はどんなもの?
「要精密検査」と結果が出たらどうする?
適切な検診方法に必要な項目って?
検診を受けるには?…をチェック!

メグル
乳がんは、自分で乳房をチェックすることで見つけられる場合もありますが、
小さながんはしこりとして触れません。
自覚症状がなくても、40歳になったら2年に1回定期的に乳がん検診を受診することが大切です。

乳がん検診では、問診とマンモグラフィ検査を行います。

※がんの死亡率減少効果が認められている検診項目です。マンモグラフィ検査とあわせて視触診を行うこともあります。

乳がん検診の流れ

1.問診 2.マンモグラフィ検査 3.検査結果 精密検査不要な場合は、2年に1回の定期的ながん検診が大切です。要精密検査の場合、必ず精密検査を受けましょう。

問診

問診では月経及び妊娠等に関する事項、自覚症状の有無、検診受診状況などを聞かれますので、あらかじめ準備しておくとよいです。

マンモグラフィ検査

マンモグラフィ検査では、乳房専用のエックス線装置で、左右の乳房を片方ずつ挟み、乳房を圧迫して平坦にしてエックス線写真を撮ります。
撮影に支障のないよう、髪が長い場合は束ね、ネックレスなどは外し、汗や制汗パウダーなどは拭き取っておくとよいです。

圧迫する時間は片側数十秒ほどで、個人差はありますが、乳房の圧迫により痛みを感じることもあります。月経前1週間を避けると痛みが少ないと言われています。
圧迫して乳房を押し広げれば、異常を見つけやすくなり、また放射線による被ばく量も減らすことが可能です。リラックスして受けましょう。

新型コロナワクチン接種による乳がん検診への影響について

新型コロナワクチン接種後の副反応として、新型コロナワクチン接種後、特に2回目の接種後に、接種した側の腋窩リンパ節が腫れることが報告されています。
これは抗体を作成するために免疫機能が働いている兆候なので、病気はではなく、心配はいりません。
しかし、乳がん検診や術後の外来で、マンモグラフィ検査や超音波検査などを受ける場合に、判定や診断に影響を及ぼす恐れがあります。
日本乳癌検診学会 から「乳がん検診にあたっての新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)への対応の手引き」が示され、乳がん検査はワクチン接種前に施行するか、2回目のワクチン接種後、少なくとも6~10週間の間隔をおいてから施行する事が推奨されています。

検査結果

検診結果は、基本的には1か月以内に受け取ることができ、郵送で届く場合と、受診して医師から説明を聞く場合があります。
検診結果は、「精密検査不要」か「要精密検査」のどちらか一方です。

検診結果が「要精密検査」の場合、必ず精密検査を受診しましょう。

検診だけでは、乳がんを診断することはできず、より詳しい検査が必要です。精密検査が必要と書かれていても、「要精密検査=がん」ではありません。乳がんの精密検査を実施できる医療機関を必ず受診しましょう。
異常がなかった場合でも、2年に1回定期的ながん検診の受診が大切です。

たとえば乳がん検診を受ける人が1000人いるとき、精密検査不要の人は919人、要精密検査の人は81人となります。81人のうち、精密検査によって異常なしが28人、乳がんが4人となりこちらは治療に進みます。また、がん以外の異常がある人は33人となり、医師に従って検査または治療を受けます。 ※未確定・未受診・未把握が15人いるため、人数不一致※人数は、平成30年に都内の乳がん検診を受診した人を1000人とした場合の割合です。出典:令和元年地域保健・健康増進事業報告

乳がん検診は、お住まいの区市町村で実施しています。

区市町村が実施する検診は、各区市町村が指定する検診機関や医療機関等で受診することができます。
・女性の医師や技師のいる医療機関を選べる場合もあります。
・数千円かかる費用の大部分を区市町村が負担し、一部自己負担(無料~2,000円程度)で受けることができます。

受診券が区市町村から届く場合と、ご自身で申し込む場合がありますので、詳しくはお住まいの区市町村のホームページなどでご確認ください。

区市町村の乳がん検診は、がん検診による死亡率が減少する効果があると科学的に評価された方法で実施することになっており、国の基準に基づいて、次の項目を満たしていることが求められています。これらは、がん検診が適切な方法で行われるのに必要な項目です。

<適切な乳がん検診に必要な項目>
  • ・検診の内容は問診、マンモグラフィ(乳房エックス線検査)が行われているか。
  • ・視触診をする場合はマンモグラフィと併せて行っているか。
  • ・受診の際に、検診のメリットやデメリット、「要精密検査」になったら精密検査を必ず受診することなどを説明しているか。
  • ・日本乳がん検診精度管理中央機構「検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師」がマンモグラフィを撮影しているか。
  • ・日本乳がん検診精度管理中央機構「検診マンモグラフィ読影認定医師」がマンモグラフィを読影しているか。

職場でがん検診を提供している場合もありますし、検診を行っている医療機関もありますが、いずれも任意で提供される医療サービスです。費用は職場から助成が出ることもありますが、基本的には全額自己負担です。
職場の検診や医療機関での検診を選ぶ場合は、上記の<適切な乳がん検診に必要な項目>を充たしているか参考としてください。

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