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風しん

1.どのような病気ですか

風しんは、風しんウイルスによる感染症です。
感染後、通常2週間から3週間(平均16日から18日)の潜伏期間の後、発熱、発しん、リンパ節腫脹が出現します。基本的に予後は良好ですが、稀に、関節炎や血小板減少性紫斑病、急性脳炎などの合併症を起こすことがあります。
周囲へ感染させる期間は、発しんの出現する前後の1週間程度と言われています。
妊娠初期に風しんにかかると、母親から胎児へ胎盤を介して感染し、先天性風しん症候群(CRS)を起こすことがあります。先天性風しん症候群の頻度が高い症状は白内障、難聴、先天性心疾患です。

2.どのようにうつりますか

患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」が主たる感染経路です。その他にウイルスが付着した手で口や鼻を触れることによる「接触感染」もあります。

3.かかったらどうすればいいですか

風しんへの特効薬はなく、対症療法が中心となります。主治医の指示に従い、しっかり休養を取ってください。
主治医から許可が出るまでは、人への感染の可能性がありますので、登校や公共交通機関の利用、人が集まる場所への外出は控えるようお願いします。

4.予防するにはどうすればいいですか

風しんワクチンを接種することが大切です。

定期予防接種の対象者

1期:1歳以上2歳未満、
2期:5歳から7歳未満で小学校就学前1年間
2回接種を受けることより確実な免疫を獲得できるとされています。

ワクチンの接種を検討してください

風しん罹患歴がなく、ワクチン接種歴が1回も無い方、抗体検査で免疫がない方はワクチンの接種を検討してください。以下の方は、検討を特にお願いします。

(1)30歳代から50歳代の男性(抗体価が低い方が2割程度存在しているとされています)

(2)妊婦の夫、子供及びその同居家族

(3)妊娠を予定又は希望する女性

※MRワクチン風しんワクチンは妊娠中の方は接種できません。また、接種後2ヶ月程度は妊娠を避けるなどの注意が必要です。

医療従事者や学校・保育福祉関係者など、風しんにかかるリスクが高い方や風しんにかかることで周りへの影響が大きい場合、流行国に渡航する場合は、2回目の接種についてかかりつけ医にご相談ください。

また、上記以外で接種を希望される方はかかりつけ医とご相談ください。

風しんの抗体検査及び予防接種は、お住まいの市町村で一部補助を受けられる場合があります。

都内の風しん抗体検査事業及び予防接種事業の実施状況

5.風しん患者と接触したらどうすればいいですか

風しん患者と接触した後に症状が出て、風しんが疑われる場合には事前に医療機関にそのことを電話連絡してから受診してください。

風しん(東京都感染症情報センター)

お問い合わせ

このページの担当は 多摩立川保健所 保健対策課 感染症対策担当 です。

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平常時における感染症対策について(各疾患別情報)

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