「なにごともない、明日を守る。」
私たちの仕事は都民の生命と健康を守ること。
行政としての仕組み作りなどを通して、
医師+αの力が引き出される場所です。
中坪 直樹;イメージ 中坪 直樹;イメージ

仕事と生活との両立を叶えながら、
医師としての専門性を発揮する

中坪 直樹

区保健所勤務 
部長級(課長事務取扱)
杉並保健所

2024年3月時点

仕事と子育ての両立支援

柔軟な勤務時間制度と職場のサポート

 保健予防課では、結核などの感染症発生が保健所に報告された際に、感染拡大防止と患者支援を目的として、感染対策を行う職員を取りまとめ、方針を決定しています。他に予防接種、精神保健、難病対策などを所管し、議会対応もしています。
 現在、保育園児と小学生2人の子育て中ですが、勤務開始時刻が原則8時30分からのところ、9時30分からに勤務時間を変更できる制度を利用しています。朝、子どもを送り出してから出勤できるので大変助かっています。
 職場では、勤務時間の変更に伴い、定例会議の開始時刻を9時30分に合わせてもらっています。また、急に子どもが発熱した場合も、会議のスケジュールを調整したり、司会を変わってもらうことにより、子どもの看護休暇を取得できています。
 私自身、子どもの急な発熱等で休まないといけないことがあるため、〆切のある案件は早めに仕上げるように取り組み、私が関与できる会議の際は、開始時刻だけでなく、終了時刻も守るように心掛けています。

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東京都公衆衛生医師の
ライフ・ワーク・バランス

自分の時間を大切にしながら働ける職場

 子供が生まれる前は、金曜日や月曜日等に年休を取り、あちこち旅行に出かけていました。医療機関勤務では、このような休みの取り方が難しい場合が多いと思いますので、とてもありがたい制度だと感謝しつつ、気持ちをリフレッシュしています。
 また、勤務医、開業医は、外来等固定された勤務が年間を通じてあるかと思いますが、公衆衛生医師においては、職場内で調整がつけば、平日時間帯でも時間休や年休を取得できるため、例えば子供の授業参観や通院など、平日の日中に自分の時間を確保することができます。

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入職希望者へのメッセージ

 近年、医師の働き方改革に注目が集まっていますが、特に東京都の若手の公衆衛生医師においては働きやすい環境が整っていると感じます。東京都では、子育てや介護をはじめとした生活と仕事の両立の推進のための支援が充実しており、私自身も、出産支援制度を利用し、第1子の出産に立ち会うことができました。医師としての専門性を生かしつつ、「公衆衛生」という臨床医とは異なるフィールドで働くことは、あなたの人生に彩りを添えるでしょう!