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公共交通事業者向けに「ヘルプマーク」啓発活動をスタート

 高齢者や障害者に適切な向き合い方を普及・啓発する一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会は、公共交通機関のバリアフリー化を推進している交通エコロジー・モビリティ財団と連携し「ユニバーサルマナー公共交通プログラム」を2015年9月より実施しています。その取り組みの中で、2017年6月より「ヘルプマーク」の啓発をスタートしました。
 「ユニバーサルマナー」とは、高齢者や障害者など、自分とは違う誰かの視点に立ち行動することを意味します。当協会の障害のある講師が、多様化する公共交通機関の利用者に合わせ、そこに従事する全ての人々に、適切な応対方法や正しい理解を拡げています。プログラム内容は、講義とグループワークに分かれています。
講義では「障害とは何か」「優しいおもてなしとは何か」などの知識から、基礎となる考え方を学び、ユニバーサルマナーを身につけます。グループワークでは、街でよく見かける障害者マークの名称や意味を考える問題の中で「ヘルプマーク」を紹介しています。外見では分からなくても、援助や配慮が必要な人がいることをお伝えしています。
さらに、電車やバスでの事例をもとに、障害のある方がどんな場面で、どんなことに困るかについて、自分ごととして考え、ユニバーサルマナーの理解を深めます。
 高齢者や障害のある方々のために、ハード(設備)を変えることは容易ではありません。しかし、ハートは今すぐ変えることができます。大切なことは最初から100%を目指さなくても良いということです。声がけを迷ったら「何かお手伝いできることはありますか?」の一言をかけることが、まずは第一歩です。
 私たちは、誰もが安心して過ごすことができる社会の実現に貢献するため、「ユニバーサルマナー」や「ヘルプマーク」の普及・啓発を行っていきます。

公共交通事業者向けに「ヘルプマーク」啓発活動をスタート

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