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認知症高齢者を地域で支える東京会議(H18)

東京会議からのメッセージ

東京で暮らし、働く皆さんへ

平成19年1月30日に「第4回認知症高齢者を地域で支える東京会議」が開催されました。「東京会議」の活動は今回で終了となりますが、地域で支える取組はまだ始まったばかりであり、今後も継続していくことが大切です。

そこで、一人でも多くの人が認知症について身近なことと捉え、自分たちに出来ることを考え、実践していこうという機運を今後も都内で継続、拡大していくため、会議の席上で委員の承認を受けて、広く都民に向けて「東京会議からのメッセージ」を作成しました。

皆さんが暮らしている地域で、働く場で、このメッセージを是非多くの人に伝えてください。また、今後、皆さんが行う様々な取組においても積極的にご活用ください。

認知症の人が安心して暮らせるまち・東京を目指して ~東京会議からのメッセージ~

私たちは「東京会議」を通じて、誰もが認知症になる可能性があり、とても身近なものと知りました。また、認知症の人も私たち同様、様々な困難を抱えつつも懸命に日々を生きる「生活者」であると知りました。
さらに、都民一人ひとりが認知症について正しく理解し、見守り、声をかけ合うことで、地域で暮らす認知症の人や家族が抱えている不安や困難を、わずかでも減らせると確信しました。
多くの人が暮らし働く東京は、日常生活に必要なサービスや多様な文化が集積した便利なまちです。地域社会に根ざした組織や豊富な実践力を培った団体など、地域生活を支える人材も豊富です。
私たちを含め、多くの人々や機関が、普段の暮らしや仕事での関わりを通じてできることを考え、実践する。その活動に、医療・福祉の専門職を含む多様な人材が参加する。そこから、認知症の人や家族が住み慣れた地域で暮らし続けていくための「東京流の支えあい」が生まれます。
そして、認知症の人や家族からも、抱えている困難や必要な支援をお話しいただくことで、私たちは具体的に行動する手がかりがつかめます。
この取組はまだ始まったばかり。これからも継続し、広げていくことが大切です。そして、東京が「認知症の人が安心して暮らせるまち」になったとき、それは「すべての人が安心できるまち」でもあると、私たち「東京会議」は考えます。

もっと知ろう 認知症。考えよう 一人ひとりができること。
できることから少しずつ。あなたも仲間になってください。

これが、東京会議から都内で暮らし、働く皆さんへのメッセージです。

最後に、「東京会議」という種が、今後、都内各地域で芽吹き、認知症の人と家族に向けた支援の花が開くよう、東京都にも更なる取組を求めます。

平成19年1月30日
認知症高齢者を地域で支える東京会議

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