このページの先頭です


島の健康と安全ガイド

 大島、利島、新島、式根島、神津島へ来島される方が安全に観光や滞在できるよう、いくつかの注意事項をお知らせいたします。

大島の気候

 伊豆諸島は、東京から約100キロメートル以上南の洋上に浮かぶ島々からなり、その中で大島出張所では大島、利島、新島、式根島、神津島を管轄しています。これらの島は、黒潮の影響を受け、一年で気温の較差が小さく、温暖な海洋性気候となっています。年間の降水量は2000ミリメートル前後と、全国平均を大きく上回る多雨地域で、年間平均湿度は約80パーセントと多湿な風土です。春と秋には低気圧の影響を受けて北東向きの風が吹き、暖候期には西又は南西の風向きと、一年を通してやや強い風が吹いています。

マリンレジャーの際の注意点

 島では、海水浴や釣り、ダイビング、サーフィンなどのマリンレジャーが盛んです。一方で、安全に対する配慮も必要となります。季節や地域により、風や波は大きく変化するので、以下の点にご注意ください。

海水温や潮の流れについて

 大島付近の海面の平均水温は、冬は16度前後、夏では26度前後と、1年を通して10度前後の温度差があります。詳しくはこちらをご覧ください。
 また、潮の流れは潮汐や地形などの影響もあり、短期間に変化します。水深が急に浅くなる場所、岬のように突き出た場所では特に流れが速くなることがありますので、特に注意が必要です。

紫外線について

 紫外線量は1年の中では夏至前後、1日の中では正午頃に最大となります。紫外線の多い日には、必ず長袖シャツ、日焼け止め、帽子などを利用しましょう。
 詳しくはこちらをご覧ください。

海水浴場の水質について

 大島出張所管内の主な海水浴場の水質は、毎年調査されています。調査結果につきましては、こちらをご覧ください。


[写真]大島の海

害虫について

チャドクガ

 4月から10月にかけて公園や道路わきのツバキ、ツツジ、サザンカなどによく発生します。幼・成虫ともにかゆみを伴う皮膚炎を起こします。また、幼虫の脱皮殻が風で飛散し、チャドクガの被害を広げることもあります。
 応急処置として、ドクガ類の成虫は素手で触らず、ぬれた布でおさえます。幼虫は発生している植物の枝ごと切り取り、焼却します。もし虫に触れたらこすらずに大量の水で洗い流すか、セロハンテープをあてて毛を除きます。 応急処置には抗ヒスタミン軟膏を塗るなどしますが、症状がひどいときは皮膚科を受診してください。

チャドクガ画像
[写真]チャドクガ(幼虫)

ツツガムシ

 例年春から初冬にかけて発生します。山林や草むらなどにはできるだけ入らないように注意してください。かまれると発熱などの症状を起こすことがあります。野山などに行った後、ツツガムシに思い当たる症状があった場合、すぐに医師の診察を受けてください。
 詳しくは、こちらをご覧ください。

ツツガムシ画像
[写真]ツツガムシ(幼虫)

感染症について

 現在、大島出張所管内で報告されている感染症につきましては、毎週発行している管内感染症発生情報をご覧ください。

医療機関について

 島における医療機関や薬局は限られています。診療時間や営業時間も異なりますので、来島前にご確認下さい。医療機関の詳しい情報は、「東京都医療機関案内サービス“ひまわり”(電話:03-5272-0303)」をご利用ください。

お問い合わせ

このページの担当は 島しょ保健所 大島出張所 です。

本文ここまで


以下 奥付けです。