東京フィフティ・アップBOOK
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もしも家族が突然倒れたら…[解決編 2]要介護・要支援認定を受けた方の場合、事前申請のうえ、手すりの取り付け、家の中の小さな段差の解消、洋式便器への取り替えなどの住宅改修費(上限20万円)のうち7~9割が介護保険から支給されます。要介護認定されなくても、区市町村によっては介護保険と同様の支援や、浴槽の取り替えなどにも費用の一部が支給される場合があります。古い家で段差が多く、お風呂も旧式です。在宅療養のためバリアフリーにしたいのですが、費用面が心配です。Q在宅療養AQ背上げ・脚上げ機能や高さ調節機能が付き、寝起きが楽な介護用ベッドがあります。また、床ずれ防止用のマットレスや、起き上がり補助装置、寝返り介助パッドなども便利です。こうした福祉用具は主に要介護2~5であれば、介護保険の利用により、1~3割の自己負担で借りることができます。退院後、自分で寝起きできるようにベッドを借りたいのですが…。AQ退院するときは、車椅子です。車椅子のまま乗れるタクシーを頼みたい。車椅子やストレッチャーで乗車できる福祉車両を使った福祉タクシーを利用しましょう。基本的に運転手が介助できる資格を持たないため、付き添いや家族が乗り降りをサポートする必要があります。退院後、介護保険サービスを利用するなら、通院などの外出に介護タクシーが利用できます。ヘルパーの資格を持つ乗務員が行う介助サービスに介護保険が適用されます。介護タクシーの利用にはケアプランの作成が必要なので、ケアマネジャーに相談してみましょう。A190

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