認知症もほかの病気と同じように、早期診断と早期対応が大切です。早く気付くことのメリットとしては、「①今後の生活の準備をすることができる」「②治る認知症や一時的な症状の場合がある」「③進行を遅らせることが可能な場合がある」などが挙げられます。アルツハイマー型認知症は、早い段階からの服薬などの治療や、本人の気持ちに配慮した適切なケアにより、進行をゆるやかにすることが可能といわれています(上のグラフ)。認知症は治らないとあきらめず、気になることがあれば医療機関を受診しましょう。認知症に早く気付くことが大事！認知症の原因となる病気には、主に「アルツハイマー病」、「脳血管障害」、「レビー小体病」の３つがある。アルツハイマー病20%10%10%脳血管障害レビー小体病その他前頭側頭葉変性症（ピック病など）、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、正常圧水頭症などによるもの60%軽度中等度症状の度合い時間の流れ重度何も治療しない場合薬を使用した場合東京都福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課「知って安心認知症」(2018年12月発行)認知症の原因となる病気アルツハイマー型認知症の進行の例133Part 4 健康長寿のために
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