東京フィフティ・アップBOOK
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認知症は誰でもなる可能性のある脳の病気で、年齢とともにかかりやすくなり、65歳以上の高齢者の約15%が認知症だといわれています。ただし、65歳未満でも認知症を発症する場合があります。もし認知症を発症したとしても、社会とのつながりがあることによって、自立した社会生活が送れる可能性が高くなります。また、生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病、心臓病など)を予防することは、認知症予防にもつながります。いたずらに恐れず、バランス良く食べ、歩き、しゃべって、活動的に過ごしましょう。認知症の多くは老化と深く関連する脳の病気によって起こります。原因となる病気などを知って、早めの受診を心がけましょう。認知症の正しい知識を持って将来に備えよういろいろな原因で脳の細胞が損傷を受けたり、働きが悪くなることで、認知機能が低下し、さまざまな生活のしづらさが現れる状態を指します。認知症になると、今までの自分と違うことに気付き、不安を感じたり、気分が沈んでうつ状態になったり、怒りっぽくなったりすることがあります。認知症とは?認知症はとても身近な病気です132

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