東京フィフティ・アップBOOK
133/220

世代間交流にはこんなものがあります!50以上の世代が子供世代に絵本を読み聞かせるボランティア活動は、都内各地で盛んに行われています。読み手は、まず講座で朗読の仕方を学び、その後、ボランティアとして地域の小学校、幼稚園、保育園を訪問して交流活動を行います。この一連の活動を通して、記憶や言語の機能向上、体力低下防止といった健康効果が認められています。一方、子供たちにも、コミュニケーション能力がアップする、社会性が身につく、ストレス症状が改善されるなどの効果が出ています。読み聞かせのボランティアでは、子供たちと交流することで健康維持ができ、生きがいを実感できる。 読み手、子供の相互に好影響「絵本の読み聞かせ」「とうきょうチルミル*1」とは、東京の子育てを支え、見守る人々の総称です。その参加の形にはいろいろあり、例えば、都の研修を受講すると、子育て支援員*2と認定され、希望する子育て支援の分野で活躍できます。この研修は、保育や子育て支援などの活動に関心を持つ人なら誰でも受講でき、年齢制限もありません。活動する時間帯や場面は人によってさまざまです。「子育ての経験を生かしたい」「手が空いた時間で子供に関わりたい」と考える人にぴったりです。子育てを支え、見守る人として活躍「とうきょうチルミル」*1 チルドレン+みる・見守る*2 子育て支援員について→   http://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/kodomo/katei/kosodateshieninkensyuu01.html131Part 4 健康長寿のために

元のページ  ../index.html#133

このブックを見る