東京フィフティ・アップBOOK
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閉経後、女性が気をつけたいのが、骨密度や筋肉量の低下です。高齢になって骨粗しょう症になるケースも多く、男性に比べて、骨折や関節疾患による寝たきりリスクも高まります。女性は骨折や関節障害に備えよう高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、認知症の中でも血管性認知症との関連で注目されていましたが、アルツハイマー型認知症にも影響していることが分かっています。特に、中壮年期の生活習慣病が発症に深く関わっているので、生活習慣病の予防や改善により認知症予防が期待できます。また、認知症になっても生活習慣病の適切な治療や管理が進行の抑制や一時的な改善につながります。生活習慣病と認知症の関係知っておきたい!「内閣府男女共同参画白書」(平成30年版)男性、女性ホルモンの推移テストステロンエストロゲン(Pg/ml)(Pg/ml)女性ホルモン(エストロゲン)男性ホルモン(テストステロン)050100150020103040思春期青年期更年期老年期男性は男性ホルモンの減少が穏やかに進みますが、女性は閉経後、女性ホルモンが急激に減少。高血圧、高脂血症、骨粗しょう症、筋力低下などの要因に。115Part 4 健康長寿のために

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