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保健所だより第50号 エイズについて理解と支援を ~11月16日から12月15日は、東京都エイズ予防月間です~

保健所だよりタイトル

エイズってどんな病気なの?

 エイズは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染によって引き起こされる後天性免疫不全症候群(AIDS)です。HIVは、免疫力の中心的な役割を果たすCD4リンパ球という白血球に感染し破壊します。しかしHIVが体内に入り、感染しても、すぐに免疫力は弱くならないため、初期にはほとんど症状がありません。この状態の人をHIV感染者といいます。感染すると、通常は61から8週間で血液中にHIV抗体が検出されるようになります。だんだん免疫力が低下してくると、いろいろな症状がでてきます。主に発熱・下痢・寝汗・リンパの腫れ・体重の減少などの症状です。そして普段なら何ともない病原体(ウイルス、細菌、カビなど)で病気になったり(日和見感染)、悪性腫瘍や神経の症状が出たりします。代表的なものとして、ニューモシスチス肺炎・食道カンジダ症・カポジ肉腫などがあります。このような病気にかかった状態をエイズと言います。
 HIV感染者の方が、治療をしないままでいると、数年から10年くらいでエイズを発病するといわれています。しかし、HIV感染症の治療は進歩してきたので、今までの生活を継続するためにも、感染を早く知り、定期的な経過観察のための受診をして、必要な局面で治療を開始することが重要になります。

今、日本では、HIV感染症/エイズが増え続けています。

 世界には、患者・感染者(HIV/AIDS)が7,000万人を超えると推計されています。
 日本では、2008年末で、HIV感染者1万5千人、エイズ患者約4千9百人が報告されています。複数の抗HIV薬を用いるHAARTが導入されて10年以上が経過していますが、エイズ患者の報告例は、増加を続けています。
 自分は大丈夫と思って検査を受けずにいて、エイズを発症してから発見される方も少なくありません。
 2008年の東京都のHIV感染者・エイズ患者報告数は、545件(HIV感染者447件、AIDS患者98件)となっており、全国の35パーセントを占めています。
 HIV感染者、エイズ患者が増え続ける状況が続いています。
 ※東京都の状況については、
エイズニューズレター(AIDS NEWS LETTER)で詳しくご覧に慣れます。

HIVはどのように感染するの?

 次の3つの感染経路があげられます。
 (1)性的接触による感染 (2)血液による感染 (3)母親から赤ちゃんへ
 現在、性的接触による感染が一番多く、性器や肛門、口腔を使った性行為により感染します。現在は1対1の関係でも、過去の間接的な性的接触としての性的ネットワークでのリスクを考えたら、性的接触を持ったことがある人なら、誰でも感染している可能性があります。私たちにとって性的接触によるHIV感染は、他人事ではなくなっていると言えます。
 血液による感染は、対応の仕方で予防が可能です。薬物依存での注射器の回し打ちなどは危険です。
 母親から赤ちゃんへの感染は、妊娠中に治療を開始することができれば、感染のリスクを少なくすることが可能になってきています。
 なお、性的接触以外の普段の生活(学校・職場・家庭など)では、うつりません。

感染は予防できるの?

 感染経路で最も多いのは、性的接触(精液・膣分泌液が性器・口腔・肛門などの粘膜に触れる行為)による感染です。その予防のためには、より安全なセックスを心がけることが大切です。

ノーセックス

 性的接触をしないことは最善の予防策です。雰囲気に流されないで、誘われても心配なときは“No(いいえ)”と断る勇気も必要です。あなたのことを大切に思ってくれる人なら、“No”と言っても嫌われないはずです。

セーフセックス

 二人ともエイズに感染していないことが確実(検査を受けて確認)で、お互いに他のセックスパートナーがいなければ、二人のセックスは安全です。

セーファーセックス

 相手も自分も感染しているかわからない場合には、コンドームが有効です。正しく使って予防しましょう。

 血液が手についたら、流水でよく洗い流しましょう。また、カミソリ・歯ブラシなどの共用はしないようにしましょう。

画像 話している男性と女性

感染したかどうか心配なんだけど‥‥検査を受けましょう

 HIVに感染しても症状はすぐに出ないので、感染したかどうかを知るには検査を受けないとわかりません。心配なことがあったら、ご自分のためにも、大切なパートナーのためにも、相談や検査を受けることをおすすめします。
 HIV/エイズの治療は、HIVのウイルス量を減らして免疫力の低下を防ぎ、日和見感染症の発症を予防するために行なわれます。治療法が進歩したことにより、早い時期に感染を知って医療機関で治療を受ければ、普段の生活を続けられます。「感染したからもう何もできない」「治療してもどうにもならない」ということはありません。
感染を知らなければパートナーに感染させる心配もありますが、知ることにより感染を減らすことができます。
 保健所では、HIV感染者の療養支援を行っており、相談に乗ると共に専門医療機関や相談機関、医療費の助成などの相談窓口について紹介します。

※HIVの検査は、正確な結果を得るためには、感染の機会があってから、通常検査は60日以上、即日検査は90日以上を過ぎてから受ける必要があります。
 詳しくは、平成21年度「エイズ・性感染症の検査」のご案内をご覧ください。

適切な治療を続ければ、今までと変わらない生活ができます。

 エイズを完全に治す薬はまだ開発されていませんが、複数の薬を組み合わせて使用することや日和見感染症の予防方法の進歩で、発病までの期間を延ばすことができるようになりました。死に至る病ではなく、慢性疾患として療養生活を続けることになります。
 早期発見による定期的な経過観察と適切な治療により、多くのHIV感染者の方が従来と変わらずに、学び、働いています。

画像 レッドリボン

 私たち、一人一人が偏見や差別意識を持たず、正しくエイズを理解し、共に生きる姿勢を持つことが、HIV感染者、エイズ患者を支えることになります。そして、私たち自身が、感染することになっても、安心して生活できることにつながります。

お問い合わせ

このページの担当は 多摩府中保健所 保健対策課 感染症対策担当 です。

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