保健所だより第49号 今こそストップ!薬物乱用
薬物は、心と体をボロボロにするだけでなく、家族や友人を巻き込み、あなたの大切な人生を台無しにしてしまいます。
「私はだいじょうぶ・・・」、「一度だけなら・・・」、「ちょっとだけなら・・・」、「うちの子に限って・・・」といった安易な考え方は危険です。
一人ひとりが薬物乱用の本当の恐ろしさを正しく理解し、絶対に麻薬、覚せい剤、大麻等の薬物に手をださないようにしなければなりません。
薬物乱用の現状
薬物全体について長期的な乱用拡大傾向が続いています。
一般市民、特に若年層への浸透が深刻な問題となっており、覚せい剤では検挙者数の約2パーセントが未成年者で占められています。(平成20年)
大麻やMDMA等錠剤型合成麻薬の若年層への乱用拡大が懸念されています。
乱用される主な薬物
薬物の中でも、中枢神経系に影響を及ぼし、習慣性(何度でも繰り返して使用したくなる性質)のある薬物が乱用されています。
薬物乱用に関するQ&A
Q1 覚せい剤はダイエットに効く?? 疲れが取れる??
A1 全くの誤解です。それは、薬物を売ってお金をもうけようとしている人があなたをだましているのです。たしかに食欲が減退したり、一時的にハイな気分になったりしますが、体がボロボロになりやつれてしまうだけです。
Q2 1回や2回なら、やめられるんでしょ??
A2 1度使うとやみつきになります。「1回くらいなら」という気持ちがあなたの一生を無駄にします。
Q3 大麻だったら、たいした害はないって聞いたけど??
A3 有害です。大麻を吸うと、感覚が異常になって興奮状態となり、幻覚や妄想が現れて、精神異常をきたします。
また、何もやる気がない状態になることもあります。
Q4 薬物乱用のきっかけが身近にあるって本当??
A4 薬物への誘惑は、至る所に存在します。友人・知人から誘われたり、海外旅行先で開放感から手を出してしまったり。最近ではインターネット、携帯電話を利用して知り合った相手から入手したケースもあります。勇気を持って断ることが大切です。
魔の手は、手を代え、品を代え、突然あなたを襲ってきます。
勇気を持って断ることが大切です。
薬物は本当に危険で有害なのです。
東京都薬物乱用対策推進計画
くわしくは、こちらをご覧ください。
薬物乱用についての相談機関
薬物相談
・東京都福祉保健局健康安全部薬務課麻薬対策係
電話 03-5320-4505
E-mail S0000607@section.metro.tokyo.jp
・健康安全研究センター広域監視部
薬事監視指導課薬物対策指導係
電話 03-5320-5976
薬物相談・少年相談・少年環境相談・その他
・警視庁総合相談センター
電話 03-3501-0110
※相談の内容により、専門の係員が対応します。
医療相談
・東京都立中部総合精神保健福祉センター
電話 03-3302-7711(相談)
・東京都立多摩総合精神保健福祉センター
電話 042-371-5560(相談)
・東京都立精神保健福祉センター
電話 03-3842-0946(相談)
お問い合わせ
このページの担当は 多摩府中保健所 生活環境安全課 薬事指導担当 です。
