保健所だより第47号 今、子どもの口の中は!! (北多摩南部保健医療圏 ~武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、小金井市、狛江市~)
幼児期のむし歯は減少傾向
圏域6市のむし歯のない児の割合は東京都平均を上回っています。
学齢期のむし歯も減少傾向
12歳(中学1年生)の永久歯の一人平均むし歯経験歯数は東京都平均より少し高いものの減少しています
むし歯予防は生活習慣から!
子どものむし歯は年々減少し、良い傾向が続いていますが、一方多数のむし歯を持つ子どもも一定数みられます。
歯と口腔の健康づくりも、生活習慣と育児支援の視点から総合的な取組が必要です。
歯周疾患は年齢とともに増加傾向
小中学生の歯周疾患は、学年が上がるとともに増える傾向にあります。
※このグラフは、「学校保健統計書(東京都教育庁)」を基に多摩府中保健所が作成しました。
健康な歯(し)肉(にく)と歯肉炎
健康な歯肉とは
うすいピンク色で、引き締まって弾力があり、歯にぴったり付いています。
歯周疾患要観察者(GO)とは
歯肉に軽度の炎症(※)が部分的に認められます。適切な歯みがきで改善が期待されます。
(※)炎症とは、発赤や腫れがみられることが特徴です。
歯周疾患のある者(G)とは
歯肉全体に炎症が認められます。歯科受診が必要な場合があります。
歯肉炎をなおしてみよう
歯と歯肉の境目に、歯ブラシの毛先を当てて、軽い力で小刻みにみがきましょう。
出血しても恐れることはありません。
歯肉炎の原因は、歯垢(しこう)の付着です。適切な歯みがきを続けることで、炎症は改善していきます。
歯肉炎改善前の歯肉の写真
歯肉炎改善後の歯肉の写真
歯みがきを始めて2週間後、赤みがとれて引き締まってきました。健康な歯肉へもう一歩です。
地域ぐるみで歯周疾患予防を!
成人後の歯周疾患予防を見据え、小中学生からの一貫した健康教育の取組が必要です。
お問い合わせ
このページの担当は 多摩府中保健所 企画調整課 保健医療担当 です。
