保健所だより第34号 プールを楽しもう
暑い夏の日のプールは、やっぱり気持ちの良いものです。
利用者の皆様が、気持ち良く安全にプールをご利用いただけるよう、保健所では、プール等取締条例に基づきプール施設の管理者の方に対して、適正に衛生管理していただくように助言・アドバイスをしています。しかし、プール施設の衛生と安全の管理だけでは、事故や疾病を予防することはできません。利用する皆様のご協力も必要です。
プールに入る前の注意点について
プールは健康づくりに最適ですが、水泳は激しい運動です。水泳前には、健康状態を確認してください。
- 熱がある、下痢気味、寝不足など、体調が優れない時は、泳ぐことを控えましょう。特に、ひどい下痢の場合は病気にかかっていることがありますので、プールに入ってはいけません。
- 伸びすぎたつめは危険です、切りましょう。
- トイレは泳ぐ前に、済ましておいて下さい。
- 飲食をした時は休憩してから、プールに入りましょう。
- お酒を飲んだ時は、危険です。泳ぐことをやめましょう。
- 体には体脂、ほこりや細菌などが付いているので、シャワー等で十分に体を洗い、汚れを落としてからプールに入りましょう。
- 準備体操では、ストレッチなど筋肉を延ばしたり、ほぐしたりする程度の運動を行ってください。
- プールには、体を水温に慣らしながら徐々に入ってください。
プールに入っている時の注意点について
- プール内で鼻をかんだり、つばをはかないでください。
- 小さいお子さんは体が冷えるとトイレが近くなるので、適宜、プールから上がって体を温め、トイレで用を足すようにしましょう。また、トイレの後は、その都度シャワーを浴び、手洗いをしてからプールに入るようにしましょう。
- ふざけてプールサイドを走り回ったり、飛び込んだり、水をかけ合ったりするのは止めましょう。
- プールの還水口や排水口付近で遊ぶのは事故のもとです。近寄らないようにしてください。
- こまめに休憩を取り、水分を補給しましょう。
- 屋外プールでは長時間、日に当たると熱中症や軽いやけどなどを起こすことがあるので、帽子をかぶったり日陰等を利用し、ゆっくり休憩を取るようにしましょう。
- プールサイドで水にぬれたまま長時間過ごすのは体によくありません。タオルで体をふいてください。
プールから上がった時の注意点について
- プールから上がる時は十分にシャワーを浴び、目を洗い、うがいをしましょう。
- タオルやクシを共用すると、伝染性の感染症や、アタマジラミに感染することがあります。自分専用のタオルやクシを使用しましょう。
- プールの後での採暖室・サウナの使用は、5分程度で十分です。運動後なので、長時間の使用は避けたほうが無難です。
水泳は、水中運動と体温をうばわれるために思った以上に体力を消耗します。泳ぎ終わったら、十分に体を休め、疲れを翌日に残さないようにしましょう。
お問い合わせ
このページの担当は 多摩府中保健所 生活環境安全課 環境衛生第一担当 です。
