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保健所だより第17号 夏の感染症にご注意を!

画像 多摩府中保健所だより

~プール熱が過去10年間で最多。大流行しています~
 プール熱(咽頭結膜熱)やヘルパンギーナなど、夏に流行する感染症が例年と比べて増加傾向を示しています。家族や学校、幼稚園、保育園等での予防を徹底してください。

夏の感染症における病気と予防方法(国内編)

プール熱(咽頭結膜熱)

 アデノウイルスが目や口から侵入して、高熱やのどの痛み、目の充血などの症状を引き起こします。嘔吐や下痢を伴うこともあります。プールで感染する機会は多いですが、それ以外の普段の生活でも感染します。潜伏期間は3日から5日です。
◇予防方法:手洗い、うがいのほか、水泳前後のシャワーの励行や家庭内でもタオルを共有しないことなどが有効とされています。回復後も、1ヶ月ぐらいは便にウイルスが出ます。治っても周りにうつさないように気をつけましょう。

ヘルパンギーナ

 コクサッキーウイルスによって引き起こされる乳幼児の疾患で、いわゆる「夏かぜ」の代表的なものです。咳やくしゃみによりウイルスを吸い込んだり、まれに患者の手を介してウイルスが付着した飲食物を摂取することにより感染します。突然の高熱で発症し、上あごに水泡や潰瘍ができます。潜伏期間は2日から7日です。
◇予防方法:手洗い、うがいの徹底が必要です。回復後も2週間から4週間は便にウイルスが排出されるので、手洗いを十分してください。

手足口病

 主にコクサッキーウイルスやエンテロウイルスを咳やくしゃみで吸い込んだり、まれに患者の手を介してウイルスが付着した飲食物を摂取することにより感染します。口の中や舌、手、足に水泡ができます。発熱は比較的軽いことが多く、38度以下が殆どです。特に重症化することがあるので注意が必要です。潜伏期間は3日から6日です。
◇予防方法:手洗い、うがいを徹底してください。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎により引き起こされ、幼児及び学童期がかかりやすい。高熱や、のどの痛みと炎症、リンパ節の腫れ、小児では嘔吐や腹痛、苺舌(舌が腫れ、肉眼的にイチゴのように見える)などが特徴的です。主に咳やくしゃみで菌を吸い込むことで感染します。患者の手を介しての感染もあります。潜伏期間は1日から7日です。
◇予防方法:手洗い、うがいを徹底してください。

海外渡航時の感染症の病気の特徴と予防方法(海外旅行編)

 海外旅行を計画されている方も多いと思います。腸チフスやパラチフス等、海外で感染した方の報告数が増えています。
 海外へ渡航する際には、現地での感染症に注意して旅行をお楽しみ下さい。

汚染された水や食べ物から感染する(経口感染)病気

◇病気の特徴:コレラ、赤痢、腸チフス、パラチフス、A型肝炎等は、細菌やウイルスなどに汚染された水や食べ物を通じて「口」から感染する病気です。
 主な症状は、下痢、おう吐、腹痛、倦怠感などで、腸チフスやパラチフス、A型肝炎等では発熱が特徴的です(潜伏期間はコレラ、赤痢では1日から5日、腸チフスやパラチフスは1週間から2週間、A型肝炎は15日から50日)
◇予防方法:こららの感染症の予防のためには、次のような点に注意することが大切です。

  • 生水を飲まない。
  • 生野菜、カットずみのフルーツを食べない。
  • 生の魚介類や肉を食べない。
  • 氷入りのジュース、水割りやカクテルを飲まない。
  • アイスクリームやアイスキャンディーを食べない。
  • ヨーグルトなどの生の乳製品を食べない。
  • 調理後時間の経った食事を食べない。

虫や動物に噛まれるなどして感染する(経皮感染・接触感染)病気

◇病気の特徴:マラリア、デング熱やウエストナイル熱等は、その病原体をもつ蚊に刺されることにより感染します。また、ダニやノミ等を媒介とした感染症もあります。
 マラリアでは、寒気やふるえを伴う高熱と吐き気、頭痛等の症状がみられ(潜伏期間7日から40日)、デング熱では、突然の高熱と激しい頭痛、発疹等が1週間程度続きます。熱が下がったときに見られる手足の発疹が特徴的です(潜伏期間2日から15日)
 また、ウエストナイル熱では、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛等がみられています(潜伏期間3日から14日)。
◇予防方法:これらの蚊等を媒介とする感染症の予防のためには、次のようにして虫に刺されないように注意することが大切です。

  • 長袖や長ズボンを着用し、肌の露出を避ける。
  • 就寝時は、カヤや網戸等を使用する。
  • 蚊取線香、防虫スプレー、殺虫剤を利用する。  また、鳥や動物等はさまざまな病原体を持っている可能性があります。鳥インフルエンザや狂犬病の予防のためには、鳥や動物に直接手を触れないようにし、犬や猫にも噛まれないよう気をつけましょう。

お問い合わせ

このページの担当は 多摩府中保健所 保健対策課 感染症対策担当 です。

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