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自殺対策が自分自身に関わる事だと思うか聞いたところ、「思う」(「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」の合計)と答えた人は約56%(Q1)。 |
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これまでの人生の中で、自殺したい、またはそれに近いことを考えたことがある人は約45%(Q2)。その時、誰に相談したか聞いたところ、「相談したことはない」と答えた人が約69%と最も多く、「同居の親族(家族)」が約13%、「友人」、「医師」がそれぞれ約10%と続いた(Q4)。 |
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自殺(自殺未遂含む)を扱った報道に関心があるか聞いたところ、「関心がある」(「かなりある」と「少しある」の合計)と答えた人は77%(Q9)。 |
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自殺防止対策を推進した方がよいと思う、地域の機関はどこだと考えるか聞いたところ、「小学校・中学校」が約73%、次いで「高等学校・高等専門学校」が約64%(Q12)。また、自殺防止対策を推進した方が良いと思う対象(年代等)について聞いたところ、「小・中・高校生(児童・生徒)」が約60%、次いで「企業等で働く人」が約42%であった(Q13)。 |
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自殺防止対策の取組として効果的だと思うものを聞いたところ、「自殺相談ダイヤルによる電話相談」が約63%、次いで「自殺のサインに気づき、適切な対応を取れる人(ゲートキーパー)の養成」が約59%であった。(Q14)。 |
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近年、企業においてメンタルヘルス対策等が進められているが、職場での自殺防止に向けた取組として効果的だと思うものを聞いたところ、「企業内での自殺のサインに気づき、適切な対応を取れる人(ゲートキーパー)の養成」が約69%であった(Q15)。 |
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東京都の自殺防止対策の取組のうち知っているものを聞いたところ、「電話相談窓口(東京都自殺相談ダイヤル〜こころといのちのほっとライン〜)」が約55%であった。(Q19) |
1 | 広報に関すること |
| ● | 自殺防止対策は、すべての人が生き心地よく社会生活を送るための、生きるための支援そのものであるはずなので、東京都に住まうすべての人々に対策が行き届くよう、更なる情報発信・啓発活動など希望します。(女性、学生、30代)
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| ● | 自分に価値がない、生きていてもしょうがないと思うことで生きることをやめる人が多いと思う。その際にメディアからの情報により「自殺」が簡単であると勘違いして安易に自殺してしまうことを防止するために、自殺がいかに残酷で、他人に迷惑をかけるのかということを知ってもらうような映像を作成するべきだと思う。自殺は誰にも迷惑をかけないと思っている人が多いように思う。そんなことはないよというメッセージを電車のCM映像に流すとか街頭ビジョンに流す等、「STOPお酒」のように公共に頻繁に流しても良いのではないかと思う。(女性、会社員、40代)
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| ● | 大企業ではメンタルヘルスの対策が取られているところもあるが、中小企業ではまだ実施されていないところが多い。メンタルヘルスを受けることにより精神が安定する事がある。企業や社会ではまだまだメンタルヘルスの重要さが認知されていないと思う。講演会、研修会等気軽に参加できる機会を多く作って行く事が大切と思う(女性、主婦、70代以上)
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| ● | 東京都の広報を見ると取り組みがよくわかる。万が一の時の相談先があると思うと安心する。人間関係が希薄と言われる現代だが、SNSや、netを使って呼び掛けるのは今風でよいと思う。また、それ以外でも従来通り、身近な人の変化に気付き、心に寄り添ったりすることも大切であると思う。そのように都民に働きかけて欲しい。(女性、主婦、40代)
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2 | 制度に関すること |
| ● | 死にたくなる前に抱えている問題対して、対策が必要。自殺を考える段階に至っている場合、手遅れなる可能性高い。原因を調査し、根本に対して解決の手を打たなければ、自殺は増える一方だと思う。経済的困窮に至る前に、家賃が払えなくなる前に、医療費が払えなくなる前に救済する制度が必要だと思う。(女性、会社員、50代)
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| ● | 自殺が減少しているということ良いことだと思うので、何が減少する要因となったのかを調べ、公表し、引き続き対応に取り組んでいくのが良いのではないか。また、企業に入ってから、過労などで追い詰められていくケースがあるので、大学生のうちに助けを求める仕組みをたくさん知っておくことや、企業内で助けを求められる人を養成していくことを希望する。(女性、無職、40代)
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| ● | 特に、20代の世代の意見として、企業や事業所での過労死やメンタルヘルス対策に関心を持っています。東京都に対しては、企業や事業所に対して、注意喚起をお願いしたいです。また、産業保健の場面で、産業医や保健師、ソーシャルワーカー等の専門職が積極的に自殺のサインに気づけるように制度作りをお願いしたいです。(男性、学生、20代以下)
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3 | 環境整備に関すること |
| ● | 子供は学校のいじめが原因で、社会に出ると仕事のストレス、母親は育児のストレスなどすべての年代において自殺予備軍はたくさんいると思います。その命を救うのは、子供の時から続ける命の教育から始まり、思いを話せる場所作りなどライフステージごとの取り組みが必要です。自治体だけででなく民間との協力で亡くなる方を減らしてほしい。(女性、主婦、50代)
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| ● | 自殺の理由は個人の心の中の問題でその原因も多様なことが多く、本人がだれかに相談するとも限らず、予兆を掴むことも難しいと思う。身近にいる人が日常の言動や雰囲気で感じ取り、踏みとどまらせるように、うまく誘導したり気持ちを落ち着かせたりするしか方法はないように思う。そのためには自殺の兆候を知る手掛かりや兆候がある場合に身近にいる者がどのように振る舞うか、対応するべきか学べる環境や、支援できる態勢を、公的機関やNPOなどが整える必要があると思う。(女性、主婦、50代)
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| ● | 自殺は、身近にいる人が気づき、その際適切と思われる行動を速やかにとることだと思います。しかし、何が適切かは難しい判断が伴うことだと思います。このときは、まず公的な自殺防止の機関などに速やかに相談することが肝要であると思います。その意味で東京都の自殺防止対策は必要な機関だと考えます。自殺者だけでなく、むしろ周りにいる人に利用してほしい機関です。(男性、その他、70代以上)
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| ● | 自殺は周囲の人に気づかれないで実行してしまう例があります。日常接する人が、注意していくためにも、さまざまな手段・方法で予備知識が持てるようさらに多くの研修・PRの必要を感じます。また、自殺の危険を回避するためにも、家庭・地域・企業・行政などの連携強化が望まれます。(男性、団体職員(NPO含む)、70代以上)
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4 | その他 |
| ● | 現在までは、自分自身と身近な家族や友人に対して自殺ということが起こるように思えたことがなく、どうしても人ごとのように感じてしまい、東京都で行なっている対策もついつい見逃してしまっているように思う。ニュースで見聞きする、こどものいじめが原因の自殺や、若い人の過労による自殺には大変ショックを受けており、東京都が行なっている対策にも今後注目して、自分ができることは何か考えてみたい。(女性、主婦、40代)
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| ● | 幸いなことに自分、周りに自殺に関する様な事がないのでよくわかりませんがそれを考えている方を周りが早く気がついて実行しないようにすることだと思います。孤立させないこと。皆の輪に入れること。話すこと。そして、自分の殻にこもらせない事が良いと思います。(女性、主婦、60代)
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| ● | 自殺をするには動機があり、その動機をいち早く周りが察知することが大切だと感じる。病気にせよ、疲労にせよ、ストレスにせよ、その人がSOSを出せる場を提供するためには、そこにいる人も自殺に関して勉強しておくことが重要だと感じる。(女性、福祉サービス提供事業従事者、30代)
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