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〜アニサキスによる食中毒〜

魚種別アニサキス寄生状況について(平成19年4月から平成22年3月まで)

 東京都健康安全研究センターでは、平成19年4月から平成22年3月にかけて、アニサキスの寄生実態等について調査を行いました。

調査結果

 アニサキスはその形態の違いから、10種類以上に分類されています。ヒトから検出されるアニサキスは、アニサキスT型の幼虫がよく知られています。
 都内水産市場で販売していた魚種について、アニサキスの寄生実態調査を行ったところ、マサバは内臓だけでなく筋肉部からも高率にアニサキスが検出されました。ホッケ27尾中27尾から計157個体のアニサキスT型の幼虫が検出されました。その他、ゴマサバ、キンメダイ、サンマからもアニサキスT型の幼虫が検出されました。一方、本調査ではアジ、タチウオからは検出されませんでした(表)。ただし、他の研究グループの調査では、タチウオやアジからもアニサキスが検出された例が報告されています。

表 各魚種におけるアニサキスの寄生実態
検査数
(尾)
陽性数
(尾)
部位 陽性数
(尾)
検出率
(%)
アニサキスT型
幼虫数(個体)
マサバ 136 130 内臓 130 95.6 982
筋肉 60 44.1 165
ゴマサバ 26 16 内臓 16 61.5 47
筋肉 0 0 0
ホッケ 27 27 内臓 26 96.3 152
筋肉 5 18.5 5
キンメダイ 36 20 内臓 20 55.6 43
筋肉 0 0 0
サンマ 164 7 内臓 7 4.3 7
筋肉 0 0 0
タチウオ 28 0 内臓 0 0 0
筋肉 0 0 0
アジ 10 0 内臓 0 0 0
筋肉 0 0 0


このページは東京都保健医療局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当が管理しています。


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