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B型肝炎

B型肝炎は、急性と慢性に分けられます。母子感染では90%が慢性化し、大人になってからの感染で慢性化するのは2%~6%と言われています。
20歳代~50歳代成人の急性B型肝炎の感染経路としてセックスは重大な感染経路です。
慢性化すると、肝硬変や肝がん等、健康に重大な影響を及ぼします。予防には、予防接種が効果的です。

症状

急性

症状は比較的ゆっくり出ます。微熱、食欲不振、だるさ、吐き気・嘔吐、みぞおちの右側の痛み、お腹が張るなどの症状がみられ、引き続き、黄疸が出てきます。多くの場合は、これらの症状は一か月程度で回復します。

慢性

免疫がまだ十分でない乳幼児や、抵抗力が弱っている大人が感染すると、ウイルスキャリアとして慢性化します。はっきりした症状が出ないまま、気が付かないうちに肝硬変や肝がんに進行します。

基本情報

病原体 B型肝炎ウイルス
潜伏期 急性肝炎の場合1~6ヶ月
検査 血液検査により診断する。検査は感染したと思われる時から、100日(3ケ月程度)以上経過してから受けることが必要です。
治療 治療によりウイルス量を減らし、肝障害の進行を抑えることができるので、早期に発見し、治療することが大切です。
感染経路 血液、精液、膣(ちつ)分泌液に多く含まれていて、粘膜や傷口から感染します。主な感染経路は、性行為感染、母子感染及び血液感染の3つです。
免疫 感染を予防するワクチンがあります。平成28年10月より乳幼児の定期予防接種になりました。
  • 感染症全般に関する「よくある質問」はこちらをご覧ください。