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梅毒

Q1 近年、東京都の梅毒患者数は増え続けている。

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正解は「正しい」です。

梅毒の患者報告数は2014年から急増しはじめ、2017年時点では約1,800人の患者報告がありました。これは法※に基づく調査が始まってから、最も多い報告数となりました。
※感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

Q2 近年、東京都の梅毒患者数は、男女共に増加していますが、特に女性の患者報告数が急増している。

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正解は「正しい」です。

梅毒が急増し始めた2014年時点では、東京都の女性の患者報告数は87人でしたが、2017時点では559人と約6倍に増加しています。
男性は、420人から1,229人に増加しており、約3倍になりました。

東京都の梅毒患者報告数(2007~2017年)のグラフ

Q3 近年の東京都の梅毒患者数は、男性は20歳代~40歳代、女性は20歳代が多い。

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正解は「正しい」です。

梅毒患者数は、男女ともに若い世代が多く、特に女性は約半数が20歳代と報告されています。

東京都の男女別・年齢別梅毒患者報告数(2017年)のグラフ

Q4 梅毒はセックスでしか感染しない。

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正解は「正しくない」です。

梅毒は症状が現れた部分から細菌が多く排出されています。セックス(膣性交、肛門性交、オーラルセックス)のほか、口や口の中に梅毒による傷がある場合、キスでも感染する恐れがあります。

Q5 梅毒は妊娠中に感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染することがある。

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正解は「正しい」です。

妊娠中に梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。お腹の赤ちゃんに感染すると、死産、早産、新生児死亡、障害をもって生まれることがあります(先天梅毒)。
なお、初期の妊婦健診で梅毒検査が行われますが、検診後に感染する場合もありますので、気になることがあれば、主治医に相談しましょう。

Q6 梅毒に感染して1か月程度で、できもの・しこり・ただれが現れることが多い。

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正解は「正しい」です。

梅毒は感染して、1か月程度(約3週間)で、できもの・しこり・ただれが感染した部分に現れます(第1期)。痛みもなく、治療しなくても、2~3週間程度で症状が消えてしまいます。
ただ、梅毒は感染しても症状が出ない人もいます。検査を受けないと感染したかどうかは分かりません。気になることがある場合は、検査を受けましょう。

Q7 梅毒に感染して3か月程度で、手のひら・足の裏など、全身の発疹(ほっしん)が現れることが多い。

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正解は「正しい」です。

梅毒は、3か月程度で、手のひら・足の裏など全身の発疹(ほっしん)がでます。この場合も痛みもなく、治療しなくても、数週間~数か月で症状が消えてしまいます。(第2期)
その後、治療をしないでいると、無症状のまま病気が進行し、数年~数10年後に、心臓、血管、神経の異常が現れる恐れがあります。
ただ、梅毒は感染しても症状が出ない人もいます。検査を受けないと感染したかどうかは分かりません。気になることがある場合は、検査を受けましょう。

梅毒患者の手の写真

Q8 梅毒は、コンドームで確実に感染を防ぐことができる。

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梅毒は、感染力が強い病気です。コンドームの使用は予防には有効ですが、100%防げるとは言い切れません。コンドームで覆われていない部分から、感染することもあります。

Q9 梅毒に感染したかどうかは、症状が必ずでるので自分で判断できる。

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正解は「正しくない」です。

梅毒は、第1期にできもの・しこり・ただれ、第2期に全身の湿疹などの、特徴的な症状がでますが、中には症状がでない人もいます。また、症状が出ても、痛みがなく、一定期間で消えてしまうため、気づきにくい病気です。
パートナーなどが感染している場合は、自分も感染している可能性があるので、症状がなくても検査を受けることが大切です。

Q10 梅毒検査は、都内保健所や都の検査室で、無料で受けられるが、結果を受け取るとき、名前を言う必要がある。

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正解は「正しくない」です。

都内の保健所・都の検査室(南新宿・検査相談室、多摩地域検査・相談室)で無料・匿名で受けられます。詳しい検査実施日を知りたい方は、「東京都HIV検査情報web」新規ウィンドウで開くで確認できます。
※なお、都外の検査状況については、それぞれの道府県の保健所等にお問い合わせください。

Q11 梅毒は治療すれば、2度と感染することはない。

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正解は「正しくない」です。

梅毒は、治っても、何度でも感染します。気になることがあれば、検査を受けましょう。

Q12 梅毒の治療をしていたが、症状が消えたので、自分の判断で、途中で治療をやめた。

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梅毒は、症状が消えてもしっかり治っていないことがあります。自己判断せずに、医師の指示どおり治療をしましょう。

Q13 梅毒は、性病科や性感染症科のクリニックや病院でしか治療できない。

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正解は「正しくない」です。

梅毒は、性病科や性感染症科のほか、皮膚科、男性であれば泌尿器科、女性であれば産婦人科などでも診療しています。なお、梅毒の治療が可能か、問い合せてから受診するといいでしょう。
受診した経緯や症状など、医師にしっかりと伝えることが大切です。