都立(総合)精神保健福祉センター

  

施設紹介

 精神保健福祉センターは、精神保健福祉法によって各都道府県・政令指定都市に設置することが定められています。 都内には3ヵ所の精神保健福祉センターがあり、各センターとも地域を分担して以下のような活動をしています。

  • 都民一般を対象に、こころの健康の保持と向上のため、精神保健福祉相談(依存症や思春期等の専門性の高いもの)を行うとともに、ホームページやイベント等で広報普及啓発を行います。
  • 精神障害者の地域生活の安定化や自立と社会復帰を目指して、アウトリーチ支援・精神科デイケアなどでの支援を行います。
  • 精神保健福祉に関する専門的機関として、保健所・区市町村等の関係諸機関の職員を対象とする研修や技術援助を行うほか、精神医療審査会事務や精神障害者保健福祉手帳等の判定等により、人権に配慮した適性な医療の確保や福祉の向上のための活動を行います。
  • 医師は、アウトリーチ支援や精神科デイケア、審査判定、医学的助言、調査研究など地域精神保健医療の推進に係る業務を担っており、精神科診療の多くの分野に役立つ経験ができます。

医局写真

医局写真

<中部総合精神保健福祉センター>

 当センターは23区西南部の10区を管轄し、3つのセンターの中でも最も規模が大きく、各センターのアウトリーチ支援対象者のための短期宿泊施設があるほか、災害時こころのケア体制(東京DPAT)の運営など全都的な業務も行っています。精神科専門医制度の研修施設です。


<精神保健福祉センター>

 精神保健福祉センターは、東京都東部13区と島しょ地域を担当しています。当センターは、他2センターに比べて小規模であるので、それぞれの医師がアウトリーチ等による地域の困難事例への対応、回復プログラムの参加等を中心とした依存症支援、思春期事例の相談、思春期・青年期を対象としたデイケア利用者の主治医、巡回相談や緊急事例対応などの島しょ支援等、色々な役割を担っています。精神科専門医制度の研修施設です。


<多摩総合精神保健福祉センター>

 多摩地域の26市3町1村を担当しています。思春期・青年期デイケアとして若年利用者のニーズに沿った自立及び就学・就労へのステップアップを目指す各種プログラムを実施するほか、多摩地域におけるアウトリーチや依存症相談拠点としての各種専門相談、研修、関係機関との連携等を行っており、社会資源の知見を広げることができます。法律問題事例検討会を開催しており、権利擁護等の観点から支援技法を深めることもできます。精神科専門医制度の研修施設です。

リンク

(医師にとっての魅力~精神保健福祉センターで実際に働く医師たちの声~)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/joho/soshiki/soumu/syokuin/syokuin_joukin/s_shoku/tokyomhwc_doctor.html

(中部総合精神保健福祉センター)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/chusou/index.html

(精神保健福祉センター)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/sitaya/

(多摩総合精神保健福祉センター)
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/tamasou/syokuin_boshuu/index.html