児童福祉司

Q:東京都を志望した理由は何ですか?

児童福祉司

人々の暮らしの豊かさに貢献できるか、ということが就職活動の軸でした。直前まで企業に就職するか迷いましたが、受け皿が広い行政でしか関われない人がいる、という考えから公務員を志しました。なかでも東京都は、福祉先進都市として様々な取り組みをしており、首都東京の福祉の発展は全国の福祉の向上につながり、日本に住む多くの人の支援につながると考え、このことが就職の決め手になりました。


Q:児童福祉司になろうと思ったきっかけは何ですか?

児童福祉司

未来を支える子どもたちに大きな可能性を感じ、最後の砦として人生を変えられるほどの支援ができるのは児童相談所しかない!と考えたからです。また、大学3年生の時に現在の職場で実習をしたのですが、情熱を持って真摯に向き合う先輩の姿に感銘を受け、背中を押してもらったことも大きなきっかけです。


Q:現在の仕事内容はどのようなものですか?(実際の業務に就いてみてどうですか)

児童福祉司

児童相談所に勤務して最初の2年間は、地区担当の児童福祉司として、虐待や養育困難、非行などあらゆる相談に対応し、特に一時保護、施設入所や里親委託、家庭復帰など長期的に関わる必要のある児童の担当をしていました。今年度から虐待対策班に所内異動し、虐待通告の初期対応を担っています。「泣き声がする」と通告があれば、区市町村や学校等に初期調査を行い、児童を特定し、家庭訪問をします。「子どもの癇癪が収まらず強く当たってしまう」と困り感を抱えるお母さんからの連絡には、直接面接することもあれば、地域資源の案内やニーズに合った機関につなぐこともあります。子どもの命に関わる通告を受けた際は、警察に応援を依頼し、緊急で駆けつけたこともありました。目まぐるしく多忙な毎日ですが、幅広いフィールドから他職種連携の元、子どもやその家族を支えることができるお仕事だと実感します。


Q:仕事のやりがいを教えてください。

児童福祉司

初年度、事件化された虐待ケースを担当した際は、警察、検事、弁護士とのやりとり、施設入所の調整、裁判の傍聴等、各方面に奔走し、苦労しながら対応していました。後日、その子どもから(私に憧れた訳ではない、と照れつつも)「僕の夢の一つは児童福祉司だ」と話してくれました。特別養子縁組では、出逢いを心待ちに受け入れ準備をし、涙を流して喜んでくれた養父母に子どもを託すことができました。こうした経験は、私の原動力になっています。
現在所属する虐待対策班としては、不適切な養育の悪化を防ぐ予防的な関わりが出来ることに、使命感とやりがいを感じます。自分の関わりに子どもの安全が直結する事を考えると大きなプレッシャーですが、保護者の養育の改善につながり、子どもの笑顔が見られた時の達成感はひとしおです。


Q.仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?

児童福祉司

電話一本にしても「なぜ」このプロセスが必要なのかを意識し、「本当にこれでいいのか」と確認することを大切にしています。自分の中の根拠をしっかり持っておくと、不安や疑問を寄せられた時に正確な回答ができるため、相手との信頼関係の構築やスムーズなケースワークにもつながります。確認作業は単純にミスを減らすこと、見落としを防ぐための基本作業として心がけています。先日、後輩指導について先輩に相談したところ「どうして今の結果になったのかを一緒に振り返り、考えてみよう」という姿勢が大切だとアドバイスをもらいました。学びの多い、発展途上の毎日です。


Q.どんな児童福祉司になりたいですか?

児童福祉司

時代と共に変化する様々な価値観を受け入れ、柔軟な対応ができる福祉司になりたいです。関係者会議では、立場によって意見が分かれ方針決定に時間がかかることがあります。関わる家庭の成り立ちや国籍は問わず、考え方も様々です。相手の意見に耳を傾け、受け入れるところと受け入れられないところを丁寧に使い分けたいです。また、緊急度が高く、対応のリミットが迫ったケースを担当することもあります。効率性や実効性を踏まえること、あらゆる事態を想定し準備をすること等、ケースの進め方には福祉以外の視点を持つことも、実は大切なのだと思います。限られた時間の中で、物事の優先順位を的確に判断し、一つひとつ着実に取り組むことを意識しています。


Q.職場の雰囲気はどうですか?上司や先輩はどんな方ですか?

児童福祉司

「子どもの安心安全を守る」ことに熱く、チームワークの良い職場です。緊急の連絡が入った時、必ず担当が動けるとは限らず、必要な対応が重なることもあります。子ども第一、という共通認識があるからこそ、先輩後輩関係なく、積極的に協力することがチーム内で自然に行われます。何度もピンチを乗り越えてきた分、絆は固く、過去のチームメイトとは今でも情報共有をする関係が続いています。また、管理職を含む協議の際は、新人の頃から担当者としての意見を求められ、採用されることもあります。さらに、自分の頑張り次第では難しいケースを担当できるので、若手でも挑戦、活躍できるチャンスがたくさんあると思います。


Q.児童福祉司を目指す皆さんにメッセージをお願いします。

児童福祉司

福祉司を志望したきっかけに大学での経験や出会いは強く影響していますが、学生時代、特に福祉に熱心だった訳ではありません。長期休みには、国内外問わず旅行に行くのが好きで、1ヶ月間、イギリスに行ったこともありました。その時の経験や会話が今、気難しい中学生女子の心を開くきっかけになったり、グローバルな思考を持つ同僚とのコミュニケーションにつながったり、思いがけず役立っています。勉強でも、好きな事でも思い切り取り組んでほしいと思います。
もし皆さんの目標が児童福祉司にありましたら、ぜひ東京都で一緒に働きましょう。熱い思いを持った仲間とする仕事は、充実感を得られるはずです。

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募集情報はこちら(福祉保健局ホームページ)