教育課程（令和3年度までの入学生に適用）

　本校三年課程の教育課程は、基礎分野、専門基礎分野、専門分野1、専門分野2、統合分野の5分野で構成されています。履修すべき総単位数（総時間数）は97単位（3000時間）となっています。

（各分野及び科目の「1,2,3,4,5」はローマ数字が正規の表記です）

　幅広い教養と感性を培い、生命の尊厳を基盤とした豊かな人間性の育成を目指します。また、看護の対象である人間を洞察、理解する力を養い、専門職業人としての問題解決能力を高めます。

　日常生活行動を、からだはどのような仕組みで行っているのか、また、構造や機能が障害された時、どのような変化があるのかを学び、看護ケアにつながるように理解します。

　看護の対象である人間の生を受けてから生を終えるまでのライフサイクルと、健康の意義及び保健･医療・福祉に於ける看護の機能と役割を理解し、看護の実践力となる基礎知識・技術・態度を習得します。

　成人期にある人の健康の保持増進、健康障害時の諸問題を総合的に把握し、看護を実践するための基礎的能力を養います。

　老年期にある対象と家族および支える人々を理解し、加齢と健康障害の程度に応じた看護に必要な知識・技術・態度を習得します。

　小児の特徴を理解し、成長発達に応じた養護と各健康段階にある小児とその家族に対する看護ができる基礎的能力を養います。

　種族保存の側面を踏まえて、総合的に人間をとらえるとともに、妊娠・分娩・産褥・新生児期にある人の看護に必要な知識、技術、態度を養います。

　精神の成長発達、健康の保持・増進、精神障害の予防と回復、生活調整に向けた、精神看護に必要な基礎的能力を養います。

　地域で療養しながら生活する人々、あるいは障害をもちながら生活する人々と家族を理解し、在宅療養における看護の基本を理解します。

　看護に求められている社会的ニーズを理解し、個人と集団と社会に対し、適切な看護を提供できるよう、既習学習の知識と技術を統合して、実践できる能力を養います。