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実習報告(2年生)

2年生「その人らしさを考える看護実習」

2年実習報告写真


令和5年7月に9日間の実習にいってきました。この実習では、成人・老年期にある患者さんを受け持ち、根拠に基づいた日常生活の援助を通して、患者さんの生活上のニーズについて考え、必要な援助を実施するために、初めて看護過程を用いて行いました。「看護過程」とは、患者さんの情報を収集し、その情報がもつ意味を分析(=アセスメント)し、患者さんが抱えている健康上の問題と生活上のニーズを明らかにします。そしてその問題を解決するために、患者さんにどのような援助をするか計画し、実施、評価をしていくプロセスをいいます。

看護学生は「病院での実習が大変!」と耳にすることが多いと思います。それは、実際に患者さんに接する緊張感に加え、事前学習の多さも関係しているのではないかと思います。例えば、患者さんの情報を収集するためには、必要な情報が何なのか知識がないとわからないことから、事前に学習しておく必要があります。また、アセスメントをするためには患者さんの病態や行われている検査などについて知っておく必要があります。さらに、援助を計画するためには、看護技術の知識のみならず、患者さんらしさを考慮する必要があります。これらをしっかりと準備した上で、患者さんに安全に援助を実施することができるのです。さらに、援助実施後に振り返りを行い、評価をすることで次の援助に生かすことができます。

このように実習中、患者さんについて考え、ひとつひとつの援助に意味があることや、援助を通して、患者さんが日々回復されていく姿を目の当たりにし、看護の重要性を改めて感じることができました。また、患者さんからかけてもらった言葉は、かけがえのないものとなり、看護師になりたいという気持ちがより一層強くなりました。これからも日々の学びを大切に、看護師になるという夢の実現にむけて頑張っていこうと思います。

最後に私たち学生を臨地で快く迎えてくださった患者様、病院関係者の方々に感謝いたします。

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このページの担当は 南多摩看護専門学校 庶務担当 です。

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