このページの先頭です


北療育医療センターとは

第1 療育が目指すもの

 人は日々の生活の中で、あるいは、幼少期から、出産・子育て、高齢期までの生涯の各段階において、障害や疾病をはじめ何らかの理由により、社会の支援を必要とする場面に遭遇する場合があります。そうしたときに必要になるのが、医療や福祉サービスです。
 特に、出生時や幼少期の疾患等により何らかの障害がある方にとって、医療や福祉サービスは生きるために必要なものであり、一生涯を支えるものになります。
 医療の進歩により、出生時に疾患等があっても救うことができる命はかつてよりも確実に増えており、こうした方々への支援の重要性はますます高まっています。
 療育は、元々は肢体不自由の児童に対する支援として始まりましたが、その後、心身に障害のある児童に対して、医療に関わる職種の職員や、保育をはじめとした福祉や教育等に携わる職員が力を合わせて、発達を支援するという概念として発展してきました。
 今では、児童に限らず、成人も含めて、心身の機能を維持することや、生活の豊かさ(QOL)を高める取組なども含まれます。
 療育は、障害のある方々の一生涯を支えていくものと言えます。

通園バスに乗り込む親子

令和3年通園科運動会

第2 北療育医療センターが担う役割

1 施設の目的

 児童福祉法及び障害者総合支援法に基づく障害児・者のための支援を提供する事業所として、また、医療法に基づく病院として、肢体不自由の児童や、重度の身体障害と知的障害が重複した重症心身障害の児童・成人に対する療育事業と、一般医療機関では対応の困難な心身障害児・者の疾病の診療を行っています。

2 事業内容

 北療育医療センターの主な利用対象者である肢体不自由児や重症心身障害児・者の方々が安心して豊かな生活を送るためには、適切な医療的ケアや、障害特性を踏まえた専門的な保育活動、運動や食事に関する御家族への情報提供のほか、御家族の休養のための短期の入所や、学校卒業後の日中活動の場の提供、さらに、自宅での生活が難しくなった場合の施設入所等、ライフステージに応じた様々な支援が必要です。
 北療育医療センターは、医療と療育を担う都立の総合施設として、次の3つの柱で事業を実施しています。

(1)医療

外来診療(12診療科)、入院(小児、成人)、手術、検査、リハビリ、心理指導

(2)療育

入園・入所(医療型障害児入所施設、療養介護)、
通園(医療型児童発達支援センター)、通所(生活介護)

(3)在宅支援・地域連携

短期入所、保育所等訪問支援、公開講座の開催、実習生の受入など

 これらの事業を実施するため、医師、看護師、薬剤師、放射線技師、検査技師、歯科医師、歯科衛生士、栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、福祉、心理など、多くの職種の職員が所属しており、それぞれ専門的な立場で、患者・利用者の皆様をサポートしています。  

3 運営の基本理念

 患者・利用者の皆様の立場に立ったサービス提供を徹底するため、北療育医療センターの職員は、次に掲げる運営の基本理念を守り、日々研鑽に努めてまいります。 

(1)障害児者の生命を尊重し、最善の医療と療育の提供に努めます。

(2)障害児者の人権、生活、欲求を尊重し、本人の尊厳や利益が損なわれないように、利用者の立場をよく理解します。

(3)障害児者が一般市民としての生活が送れるように、社会参加の機会保障を積極的に援助します。

(4)障害児者の考えや行動を柔軟に受けとめ、共感し、共に向上できる職員であることに努めます。

(5)障害児者の家族の良き相談相手になるとともに、良き協力者になります。

療育の現場で太鼓を叩く子ども

中庭での療育の様子

お問い合わせ

このページの担当は 東京都立北療育医療センター事務室(庶務担当) です。

本文ここまで

ローカルナビゲーションここから

療育のご案内

ローカルナビゲーションここまで

以下 奥付けです。