認定看護師

　当センターには、認定看護師および日本重症心身障害福祉協会認定重症心身障害看護師が活動をしています。
　職員には院内セミナーやコンサルテーションを通して必要な知識と技術を指導しています。
　また、訪問看護ステーションや特別支援学校など、地域の事業所に出向いて出張勉強会を行っています。「認定看護師だより」で私たちの活動内容を紹介しています。

　感染管理の活動は、当センターに関わる全ての人々が対象となります。当センターを利用される患者・利用者さんとそのご家族や、職員を目に見えない感染から守り、安全で安心な医療・療育を提供できることを目指しています。
　感染対策の基本である適切な手指衛生を始め、うつらない・うつさないを目的とした感染対策を、スタッフが実践できるよう日々取り組んでいます。

　口から食べることが難しい患者・利用者さんが、安全に食べられる方法を職員と共に考え、助言・指導をしています。また、多職種が参加している摂食嚥下ワーキングに所属して、ミールラウンドを行い、摂食嚥下障害を持つ患者・利用者さんの個別性を理解し「安全に楽しく食べ続けられるように」を合言葉に支援に取り組んでいます。

　当センターのケアの対象者である重症心身障害児・者は様々な要因で呼吸障害を併発している方が多くいます。その要因も多岐にわたり、さらに複合的に発生しています。そのため、患者・利用者さんに何が起きているのかをアセスメントし、適切なケアが出来るよう、家族のご要望を伺いながら、指導・相談業務を行っています。進行していくケースが多い呼吸障害ですが、安楽な呼吸が、より長い間続くよう長期的な視野でケアを行っています。

　重症心身障害児・者は基礎疾患に伴う様々な合併症を併せ持っており、患者・利用者さんそれぞれの状態に合わせた細やかな援助が必要です。「患者・利用者さんが心地よく過ごせるケア」を目指して、医療的ケアや日常生活援助に関する職員へのアドバイスも行っています。