イキイキしたまいにちを応援!とうきょう健康ステーション
TOPに戻る主な生活習慣病の発症・重症化予防生活習慣の改善ライフステージを通じた健康づくりと健康を支える社会環境の整備東京都健康推進プラン21
HOME > 循環器疾患

循環器疾患

循環器疾患とは?

 がんに次いで都民の死因の大きな割合を占めているのが、循環器疾患です。代表的な循環器疾患として、脳の血管に由来する「脳血管疾患」と、心臓の血管に由来する「虚血性心疾患」があります。

<主要死因の割合(平成30年東京都)>
主要死因別割合(平成30年東京都)

脳血管疾患(脳卒中)

 一般に「脳卒中」と呼ばれる「脳血管疾患」は、脳の血管の詰まりや破裂によって突然起こる疾患です。血管が詰まることで血液の流れが悪くなり起こる「脳梗塞」と、血管が破れて起こる「脳出血」と「くも膜下出血」があります。
 「脳梗塞」は、夜間や起床時などに発症することが多く、筋肉の麻痺などが起きやすく、再発率が高いのが特徴です。「脳出血」は、入浴時や排便時、興奮した時など血圧の上昇をきっかけとして起きやすいのが特徴です。「くも膜下出血」は、脳を覆う三層の膜のうちの「くも膜下腔」内で出血が起こります。激しい頭痛が突然起こるのが特徴ですが、あまり痛まないこともあり、命の危険が非常に高い疾患です。
血管の詰まりや破裂が脳のどの部分で起こるかによって、それぞれ症状の出方は変わりますが、片方の手足・顔半分の麻痺やしびれ、ろれつが回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない、立てない、歩けない、片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が見えなくなる、激しい頭痛が起こるなどの症状が起きたら、脳血管障害を疑って、直ち(4.5時間以内)※に、医療機関を受診する必要があります。
 ※ より早期(3時間以内が目安)に治療を開始すると、後遺症が軽くなることがあります。
   (国立循環器病研究センター「循環器病情報サービス」ホームページより。)
脳卒中のフローチャート図

脳卒中の早期発見・早期治療と再発予防のためのポスターとリーフレット(東京都ホームページへ)

 ・脳血管疾患による年齢調整死亡率の状況
 人口10万人当たり脳血管疾患の年齢調整死亡率を見ると、男性、女性ともに減少しており、平成27年は男性35.7、女性19.4となっています。

<人口10万人当たり脳血管疾患による年齢調整死亡率の推移(東京都)>
人口10万人当たり脳血管疾患による年齢調整死亡率の推移

虚血性心疾患

 「虚血性心疾患」は、心臓に血液を送る冠動脈に狭窄や閉塞が起こることによって引き起こされる疾患です。冠動脈が狭くなって起こるのが「狭心症」で、強い胸の痛みや圧迫感、息切れなどが特徴的な症状ですが、時には肩や胃や背中、場合によっては歯痛など、周辺部の痛みとして感じられることもあります。一方、冠動脈が完全に閉塞して起こるのが「心筋梗塞」です。典型的な症状としては激しい胸の痛みや圧迫感、息苦しさがあり、場合によっては嘔吐や意識喪失も起こります。また、冷や汗が出ているかどうかが重要な症状です。放置すると心筋が壊死し、不整脈が出たり心不全に至るので、早急(発症から6時間以内)に、血流を回復させる治療を受けることが必須です。

・虚血性心疾患による年齢調整死亡率の状況
 人口10万人当たり虚血性心疾患の年齢調整死亡率を見ると、男性、女性ともに減少しており、平成27年は男性42.5、女性16.0となっています。

<人口10万人当たり虚血性心疾患による年齢調整死亡率の推移(東京都)>
人口10万人当たり虚血性心疾患による年齢調整死亡率の推移

循環器疾患を予防する生活習慣

 循環器疾患の発症のリスクを高める要因には、肥満、喫煙、健康に影響を及ぼす量(1日2合以上)の飲酒、身体活動や睡眠時間の不足、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、歯周病などがあります。生活習慣を改善することで、これらのリスク要因を減らし、発症を予防することができます。
 たとえば日頃の食生活では体格や年齢に応じた適正なカロリーやバランスのとれた食事を摂取すること、塩分や動物性脂肪の摂り過ぎに注意することなどがあげられます。具体的には、1日あたり野菜は350g以上、塩分は8g以下が目安です。
 また、1日30分程度のウォーキングなどの運動は、循環器疾患の予防に大変効果的です。さらに、定期的に健診を受診すること、血圧測定の機会を多く持ち理想的な血圧を維持することも大切です。

循環器疾患と高血圧の関係

 動脈にかかる圧力を血圧といい、心臓が収縮して動脈に血液を送り出したときの血圧を収縮期血圧、心臓が拡張して動脈にかかる圧力が小さくなったときの血圧を拡張期血圧と言います。血圧は体調や環境、精神的な状況によっても影響を受けて変動していますが、高血圧症の診断基準によると、繰り返しの測定で、収縮期血圧が140mmHg以上又は拡張期血圧が90mmHg以上の場合を高血圧症と診断します。
 一方で、メタボリックシンドロームの診断基準による血圧の項目は、収縮期血圧が130mmHg以上かつ、または拡張期血圧が85mmHg以上となっており、高血圧症の診断基準における正常高値(130~139mmHg/85~89mmHg)の状態も含まれます。高血圧症が進んで動脈硬化になると、狭心症や心筋梗塞・心不全などに進んでいくおそれもあります。また、脳では、脳梗塞・脳出血などの脳血管障害を引き起こします。
 また、日本人は高血圧症から脳梗塞や脳出血にかかる人が、欧米人に比べて格段に多くなっています。

高血圧治療ガイドライン2009

・高血圧症有病者(40歳から74歳まで)の割合の推移
 高血圧症有病者の割合を見ると、平成24年から平成26年までは男性56.2%、女性35.4%となっております。

<高血圧症有病者(40歳から74歳まで)の割合の推移(東京都)>
高血圧症有病者(40歳から74歳まで)の割合の推移

お問い合わせ

このページの担当は 保健政策部 健康推進課 健康推進担当 です。

このページのトップに戻る