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医療用等サポーターに含まれるホルムアルデヒドの調査

関節痛や筋肉痛のときなどに使われる医療用等のサポーターは、その使用目的から使用部位が炎症をおこしていたり方や皮膚の抵抗性が弱まった高齢者の使用が予想されます。

布地にはホルムアルデヒド(ホルマリン)を含む加工剤を使用したり、別のものからホルムアルデヒドが移ったり(「移染」といいます。)することがあります。もし医療用等のサポーターにホルムアルデヒドが含まれていて、直接肌に長時間接触させていた場合、皮膚疾患のある方や高齢者に皮膚炎等の健康被害を起こす可能性があります。

繊維製品のうち、下着、寝衣、手袋、くつ下などの衣類は「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」(家庭用品規制法)で含有量が規制されています。しかし、医療用等サポーターはその規制の対象になっていません。

東京都では、毎年、衣類等を購入し、家庭用品規制法に基づく試験を行っていますが、そのほか規制対象外の品目を購入し、その調査も行っています。そこで、平成16年度は医療用等サポーターを購入し、ホルムアルデヒドがどれくらい入っているか調べ、下着、手袋、くつ下などの繊維製品の規制と比較することにしました。

ホルムアルデヒドの毒性

試験対象

平成17年2月に小売店及び通信販売で購入した医療用等サポーター30検体

試験方法

家庭用品規制法に定められたホルムアルデヒドの試験(出生後24ヶ月以内の乳幼児用繊維製品を除く)に準じて行いました。
試験対象の医療用等サポーターの繊維部分を細かく切って、その1グラムを試料として、ホルムアルデヒドの含有量を測定します。
(東京都健康安全研究センターにて試験)

結果

 
種類 検体数  ホルムアルデヒドが家庭用品規制法の値を超えて検出されたもの
医療機器(磁気治療器等) 10検体 3検体
医療機器以外 20検体 0検体

医療用等サポーター30検体のうち、法律による規制がないにもかかわらず、27検体で規制値が守られていました。

しかし、3検体がその規制値を超えていました。ホルムアルデヒドが検出された原因は、詳しい検査の結果、布地の樹脂加工によるものか、製造のいずれかの段階での移染によるものかは不明でした。
ただし、これらは、すべて医療機器であり、製品や添付された取扱い説明書に記載している「使用上の注意」には、下着の上から装着するよう表示がされていました。また、これらの3検体には水洗い可能な旨が表示されていました。ホルムアルデヒドは水に溶けやすく、洗濯により除去できます。
健康被害を防ぐためには、取扱い説明書に記載された「使用上の注意」を必ず確認して正しく使用することが必要です。

お問い合わせ

このページの担当は 健康安全部 薬務課 監視指導担当(03-5320-4512) です。

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