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12 化学物質の健康影響にはどんな症状があるのですか

 化学物質によるシックハウス症候群の主な症状としては、目がチカチカしたり涙が出る、鼻水が出る、のどの渇き・痛みやせき、頭痛、気分が悪いなどといわれています。これらは、カゼやアレルギーなどでも起きる症状なので、誰もが経験したことがあるはずです。そのため、症状からは「化学物質が原因」と特定するのは困難です。

 また、同じ室内環境でも“症状のでる人”と“でない人”がいますし、その日の体調によってもその程度は異なります。

 花粉症やぜん息と同様、症状が出たときは大変つらい反面、でない人は何の変化もなく生活しています。“でない人”はそのことを是非理解してください。もし、特定の室内で体調不良を感じるようなことがあれば、感染症などの化学物質以外の原因も考えて、発症部位の専門医(目なら眼科など)にまず受診しましょう。

 化学物質の健康影響は、大量に摂取したときに起きる急性中毒や発がんなどの慢性影響については研究が進んでいます。しかし、シックハウス症候群のような微量の化学物質による急性影響はほとんど解明されていません。そのため、指針値が示された物質も多くの場合、体調不良との関係は明確には証明されていません。

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このページの担当は 健康安全部 環境保健衛生課 調査担当(03-5320-4493) です。

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