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プールに入るときの注意点

夏も本番!学校や幼稚園のプールも始まり、屋外プールで遊ぶ機会もふえてきます。冷たい水しぶきが、心地よい季節ですね。しかし、楽しいはずのプール遊びが、病気やケガの発生源になることもあるんです。そこで、安全で衛生的にプールに入るための注意点をまとめてみました。

プールに入る前に

Q1

体調がよくありません。プールに入らない方がよいでしょうか。

A1

食欲がなかったり、寝不足だったりすると体力も落ちていることから、思わぬケガをしたり、風邪を引きやすくなります。次のような症状がある場合には、専門のお医者さんにみてもらいましょう。

  • 中耳炎や外耳炎にかかってないか。
  • へんとう腺がはれたり、熱がでていないか
  • 結膜炎になっていないか。
  • 下痢はしていないか。

Q2

プールに入る前には、何を心がけたらいいでしょうか。

A2

まず、トイレにいきましょう。水に入ると体が冷え、トイレが近くなります。
次に、念入りに準備体操をします(学校の授業以外でもこころがけましょう)。特に午前中は、体がかたく、けがをしやすいので注意しましょう。
準備体操が終わったら、最後にシャワーを浴びます。日によって冷たく感じるときもありますが、プール水を汚さないために必要なことなので、頭からつま先まで念入りに洗いましょう。最近は、温度の調節ができるシャワーも増えています。
なお、腰洗い用の消毒そうを使用したときは、塩素濃度が高いので目に入らないよう気をつけてください。

遊泳中に気をつけること

Q3

プールで起こる事故には、どんなものがありますか。

A3

遊泳中におぼれたり、プールサイドですべってケガをするほか、思わぬ事故が起こることがあります。最近では、次のような事故が起きていますので注意しましょう。

【循環口への引き込み事故】
ふつうのプールには、水をきれいにするための浄化装置があります。プールの底やかべにある循環口から水を取り入れて、ろ過装置できれいにしてからプールにもどしています。この循環口にからだを引き込まれて、おぼれてしまうという事故がありました。ひきこまれないようにアミや格子などがついていますが、不用意に近づかないよう気をつけましょう。

【飛び込み事故】
思ったよりも深く飛び込んでしまい、頭を強く打つという事故がありました。浅いプールはもちろんのこと、そうでない場合も気をつける必要があります。ほかの人にぶつからないような配慮も必要です。飛び込みを禁止してるプールもあるので、注意しましょう。

Q4

そのほか、気をつけることはありますか。

A4.

けがや事故に気をつけるほか、プールをよごさないための配慮も必要です。次のようなマナーを守りましょう。

  • プールの中ではなをかんだり、つばをはいてはいけません。
  • 決められた場所以外で飲食しないようにしましょう。
  • 他の利用者に迷惑となる物や動物を持ち込んではいけません。
  • トイレにいったときは、もう一度、シャワーをあびたり、腰洗いそうを利用しましょう。

プールから出たら

Q5

泳ぎ終わったら何をすればいいでしょう。

A5

水の中でからだをうごかすと、体温をうばわれるため、思った以上に体力が消耗します。十分にからだを休めるとともに、次のことを注意しましょう。

  • 目を軽く洗い流して、うがいをしてください。
  • プールに入る前と同じようにシャワーをあびましょう。
  • 耳の中の水をとりましょう。
  • タオルの貸し借りはやめましょう。

プールでうつる病気について

Q6

プールでうつる病気には、どんなものがありますか。

A6

「プール熱」や「はやり目」、「みずいぼ」などがあります。主なものは次のとおりです。

【プール熱(咽頭結膜熱)】
アデノウイルスによっておきる病気で、発熱、のどのはれや痛み、結膜炎などの症状があります。プール水などの塩素消毒の徹底と、遊泳後のうがいや洗顔、タオル類を貸し借りしないことで予防します。

【はやり目(流行性角結膜炎)】
症状の重い「はやり目」で、結膜だけでなく、眼球の表面をおおう角膜にも炎症が及ぶので、角結膜炎と呼ばれます。プール熱と同じくアデノウイルスが原因で、予防法も同じですが、プール水よりも接触による感染率が高いといわれるので、タオル類の貸し借りは避けるようにしましょう。

【アポロ病(急性出血性結膜炎)】
エンテロウイルスによっておきる病気で、結膜や眼けんの充血、腫脹のほかに、白眼の部分に出血が起こりやすいのが特徴です。一見、重症に見えますが、視力障害などの後遺症を残すことはほとんどないといわれています。予防法はプール熱と同じです。

【みずいぼ(伝染性軟属腫)】
白っぽい光沢を帯びた1から10ミリの半球状の隆起で、よく見ると中央部にへこみがあります。ポックスウイルスによっておきる病気で、接触により感染します。タオル類の貸し借りを避けるとともに、プールから上がったら、十分にシャワーを浴びるようにしましょう。

Q7

最近、幼稚園や保育園でアタマジラミが流行しているそうですが、プールでうつることはありませんか。

A7

プール水を介しての感染はあまり考えられませんが、更衣室のロッカーやタオル、クシなどの共用は感染の機会になりますので気をつけましょう。
また、アタマジラミに感染してしまったときは、園や学校のプール管理者に相談してください。
なお、アタマジラミについては、別のホームページで詳しく取り上げていますので、そちらもご覧ください。

お問い合わせ

このページの担当は 健康安全部 環境保健衛生課 指導担当(03-5320-4391) です。

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