やってみよう!社会参加チェック!

1)外出、社会交流、社会参加をしよう

外出頻度は「1日1回以上」、社会交流は「週1回以上」、社会参加は「月1回以上」をフレイル予防のための目安にしてみましょう(図1)。

外出:外出する理由はどんなものでも構いません。

社会交流:人との交流に決まった形はありません。近所の人でも友人でも、誰かと何かしらの関わりを持てば、社会交流ありと考えて構いません。

社会参加:どんな活動でも人が集まって行う活動は社会参加活動と捉えて構いません。

外出頻度、社会交流、社会参加の目安/閉じこもりを防ぐために、1日1回以上外出しよう。孤立しないために、週1回以上友人・知人などと交流しよう。健康効果を出すために、月1回以上楽しさ・やりがいのある活動に参加しよう。

図1.外出頻度、社会交流、社会参加の目安

2) 社会とのつながりを振り返ろう

個々人の社会的なつながりを見える化したものが、図2のような「社会的コンボイモデル」と呼ばれるものです。真ん中の「本人」を中心に、他者との関係性を多層的に表しています。中心に近づくほど身近で頼りにできる、あるいは長期的に安定していて役割関係に依存しない存在の人が置かれます。中心に近い位置の人からのサポートほど受け取りやすいですが、一方で、中心から離れた外側に位置する人とのつながりも重要です。なぜなら、そのような人は、中心に近い人とは違う、別の機能や役割を持っているからです。高齢期は、社会とのつながりが縮小する傾向にありますが、地域での活動を通じてつながりを作るなど、自分が楽しいと思えることから広げてみるのも一つの方法です。下の図2を参考にして、ご自身の社会とのつながりを振り返ってみましょう。

社会的コンボイの例/真ん中:本人/長期に渡り安定し、もはや役割に依存しないコンボイの成員(配偶者・特に親密な家族・親友)/やや役割に関連しており、時間の経過に伴って変化する可能性のあるコンボイの(家族、親族・友人(職場や近所の親しい友人など))/役割関係に直接結びついており、役割の変化に最も影響を受けやすいコンボイの成員(隣人・同僚・上司・遠い親族・専門家)

図2.社会的コンボイモデル