年齢別のフレイル予防

主に50歳から64歳の方は

高齢期のフレイルを予防する上で、この時期の健康管理が大事です。メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防と管理を通じて、脳卒中、心臓病、腎臓病のリスクを減らし、または重症化を防ぐことが60歳~65歳以降のフレイルの予防につながります。また、この時期は、70歳~75歳以降に増えてくるフレイルの予防に備える時期でもあります。特に、子育てや仕事を終えた後のセカンドライフに社会参加の機会や新たな人とのつながりがあることは、フレイルの予防に重要です。セカンドライフのあり方について、この時期から考えていきましょう

主に65歳から74歳の方は

この時期は、持病の慢性疾患を適切にコントロールしながらも、フレイル予防を意識した取り組みを開始する時期です。取り組みの柱は、栄養をしっかりとる、体力づくり、人とのつながりづくり、それにお口の健康の “3プラス1” です。中でも栄養については、食べ過ぎを防ぎ、野菜をしっかり食べる中年期の食生活から、タンパク質の不足に注意してしっかり食べる高齢期の食生活へと徐々に変えていくことが大切です。それらがなぜフレイル予防につながるのか、また、それぞれの効果的な取り組み方法については、実践編(予防のポイントその1~プラス1)を参考にしてください。

主に75歳以降の方は

この時期は、健康管理、健康づくりの重点をまさにフレイル予防に置くべき時期です。取り組みの柱は、栄養をしっかりとる、体力づくり、人とのつながりづくり、それにお口の健康"3プラス1"です。いつから始めても遅いということは決してありません。実践編(予防のポイントその1~プラス1)を参考にして、自分のペースで着実に取り組んでいきましょう。

このページについて

原稿作成:
新開 省二((地独)東京都健康長寿医療センター研究所 副所長)

参考文献:
1. 東京都健康長寿医療センター研究所.フレイル.健康長寿新ガイドライン エビデンスブック.東京: 社会保険出版社. 2017; 84-95.