健康長寿に大切なのは?

高齢期を元気に過ごすためには、多少の病気があっても、生活機能が保たれていることが重要です。ここで言う生活機能には、1.「心身機能・構造」(心とからだの働きやからだの構造など)、2.「活動」(身の回りの行為や家事などの生活行為)、3.「参加」(家庭内の役割、仕事、地域社会参加など)の3つの機能が含まれます(図2)。これら3つの機能は互いに関係しています。例えば、病気で心やからだの働きが低下し、その結果、生活行為や社会参加などに制約が生じる場合もあれば、逆に、閉じこもりや社会的孤立など「参加」が極めて少ないために、徐々に心やからだの働きが低下し、その結果、ついには身の回りの行為ができなくなったりする場合もあります。これら3つの機能を維持・増進することが、フレイルの予防につながり、ひいては健康長寿にもつながります。

生活機能とは?“元気な身体と活動的な生活/生命レベル:心身機能構造、心とからだの働き、からだの構造など/生活レベル:活動、生活行為(身の回りの行為、家事、仕事など)/人生レベル:参加、家庭内の役割、仕事、地域社会参加など”

図2.生活機能とは?“元気な身体と活動的な生活”

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原稿作成:
新開 省二((地独)東京都健康長寿医療センター研究所 副所長)

参考文献:
1. 厚生労働省.「国際生活機能分類-国際障害分類改訂版-」(日本語版)の厚生労働省ホームページ掲載について.https://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0805-1.html(2019年10月21日アクセス可能).
2. 東京都健康長寿医療センター研究所.フレイル.健康長寿新ガイドライン エビデンスブック.東京: 社会保険出版社. 2017; 84-95.