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分園長よりご挨拶

 ホームページをご覧いただきありがとうございます。城南分園は、大田区洗足池駅から洗足流れという小川に沿った道を10分ほど歩いた先にある施設です。
 以下、分園長としての挨拶なのですがとても長くなってしまいました。見出しをつけましたので、当てはまりそうなところを読んでいただければと思います。

お子様の"リハビリ"を探している方へ

 「お座りができない」「足で支えない」「歩き始めたけれどふらつく」など運動発達の心配がある、ダウン症や脳性麻痺と診断されてリハビリを探している、「離乳食が全然進まない」、「年長さんなのにサ行の発音がしにくい」などのご心配のあるお子さんに対してリハビリを提供しています。
 
 整形外科での診察やインソールなど装具作成も行います。保健所や病院からの紹介での受診が多いですが、紹介状がなくても受診できます。今では訪問リハビリや小児も頑張っているリハビリ病院も増えましたが、城南分園もご検討いただければ幸いです。リハビリが必要かどうかわからない、とりあえず相談してみたい、でも大丈夫です。
 

発達障害かな?と思っていて相談してみたいなど

 毎晩寝かしつけがとても大変、マイペースでやりとりが難しい、学校で怒られてばかりで元気がなかったりイライラしたり、など発達障害かなと心配になるお子さん。今では地域ごとの施設(「相談支援事業所」など)や多くの小児科クリニックで相談ができますが、城南分園でも小児科で相談を受けています。定期的な療育は、地域ごとの児童発達支援施設へお願いすることが多いです。
 

"療育"を探している方へ

 運動発達に対してはリハビリを始めたけどバイバイなどのマネをなかなかしてくれないのも心配、子供との遊び方がよくわからない、言葉を教えてあげたいけど教えようがなくてただ日々が過ぎている、お母さん同士で語り合いたい・友達になりたい、などなど。
 
 私たちが提供できるサービスはリハビリとちょっとした医療以外に、グループ活動があります。医療型児童発達支援(通園)や外来グループと呼んでいる活動です。現在のところ1歳以降で運動発達の遅れや医療ケアがあるお子さんを対象としています。育休の間に頑張って親子で通い、その後は保育園へ、というご家族が増えてきています。
 

ところで"療育"とは何??

 思想面を語らず現実的にいえば、「リハビリ+グループ活動(保育や通園)+医療」で力を合わせてお子さんを支えます、多職種で支えます、というシステムを療育と呼んでいます。リハビリだけじゃだめですか、寝返りの次は四つ這い獲得を目指して集中して頑張りたいです、という方もいらっしゃるかも知れません。保育士さんを中心に行われるグループ活動の力を私は城南分園で知りました。グループ活動はポジティブな雰囲気の集団の中で子供たちが自分の力で活躍する場です。
 
 子供目線で想像すると、「なんだか城南分園に行くと大人がいちいち私の顔を見てニコニコ笑って声をかけてくる、私が何かするとわぁーとか声を出してさらにニコニコしてお母(父)さんも笑ってる、今日は友達に向かって声を出してみた、そしたらその友達もこっちを向いておかしな声を出したのでクラス中の保育士さんもお母さんお父さんも大爆笑になってつられて私も笑っちゃったよ。気分が乗ってきたのでその後の音楽遊びもノリノリで頑張っちゃった(*^-^*)」といった感じでしょうか。
 
 その日の遊び(運動や音楽や制作など)が直接経験になることもあるかもしれませんが、自分の居場所があって世の中が楽しくなって心の中に自信が育っていく、発達指標には現れない点だけれどこれも発達に必要なのだ、というのが"療育"という言葉を考えた人の思いではないかと私は思っています。
 

ひなまつりの写真
ひなまつり

トランポリンで遊ぶ子どもたちの写真
トランポリンで遊ぶ子どもたち

成人通所について

 医療ケアのある重症心身障害者さんに対する通所(生活介護)も城南分園の重要な使命の一つです。
 
 近年は呼吸器装着の方が増えるなど全体の重症度は上がっていますが、パワーダウンせず工夫を凝らした活動を日々楽しんでもらっています(楽しんでくれているはず)。タイトルだけでは何をやるのかわからない怪しい企画、利用者さんの持ち込み企画など、私も全部見たいのですが、油断するとおもしろ企画を見逃してしまい、悔しい思いをしています。
 
 高校卒業後の進路を検討中の方、この地域に転居される方など、城南分園通所のご利用を検討いただければと思います。相談や見学は随時受け付中です。
  

そのほか成人へのサービスは?

 成人の脳性麻痺の方の車椅子作成や装具作成を整形外科やリハビリで行なっています。また古くから城南分園にかかっている方のてんかんなどのお薬の処方も行なっています。
 

地域の施設の方へ

 地域の各施設、保育園・幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校・児童発達支援施設・放課後デイサービス・生活介護施設など障害者福祉施設、訪問看護/リハビリ事業所・保健センター・各医師会・小児科はじめ各クリニック・訪問診療所・基幹病院、そしてお隣の荏原病院荏原看護学校様、などなど多くの皆様の支えがあっての城南分園であること、日々実感しております。さらに連携が広がってゆき地域に貢献できることを望んでいます。質問、相談、苦情、アドバイスなど随時ご連絡お待ちしております。
 

近隣の方へ

 ご近隣にお住まいの方、日頃より暖かいご支援をありがとうございます。駅からの洗足流れの素敵な道を、職員、利用者さん、散歩中の通所利用者さんが利用させてもらっております。ありがとうございます。何か気になる点やご迷惑をおかけする場面がありましたらご連絡いただければ幸いです。ここは何の施設なのだろう、と不審に思われている方もいらっしゃるかもしれません。コロナ禍後には地域の方にも楽しんでもらえるような行事があればと検討しております。今後ともご指導ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

リコちゃんとラーちゃん  分園長 井手 秀平

お問い合わせ

このページの担当は 北療育医療センター 城南分園 庶務担当 です。

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以下 奥付けです。