看護制度の概略
1 看護とは
看護とは、人がその人らしく生きるために配慮すること。具体的には健康増進から疾病予防、病気からの回復、さらには人生の終末期に至るまで、食事や排泄などの日常生活のサポートをするほか、注射や検査などの診療の補助を行うことです。
近年、診療の補助では、医療技術の進歩にともない、看護が担う役割がますます増大しています。
一方、日常生活のサポートでは、介護など、看護職以外の仕事と重なる部分も多く、一緒に力を合わせて働くことも必要となっています。
看護師の職場は、病院・診療所といった医療施設を中心に、学校の保健室や企業の健康管理室、看護師養成のための教育機関など多岐にわたっています。また、近年では老人保健施設や訪問看護ステーションなど、活躍の場はさらに広がっています。
2 看護従事者の仕事
看護師
療養上の世話又は診療の補助を行う。
准看護師
医師又は看護師の指示を受けて、療養上の世話又は診療の補助を行う。
保健師
保健指導(疾病予防活動や健康相談)を行う。
助産師
助産又は妊婦・じょく婦・新生児の保健指導を行う。
3 看護師の資格
看護師になるためには、国家試験に合格し、厚生労働大臣による免許を取得する必要があります。
国家試験の受験資格を得るには、次の方法があります。
(1)高等学校又は中等教育学校を卒業後、文部科学大臣が指定した学校〔大学(4年)・短大(3年)・専門学校(3年)・統合カリキュラム校(4年)課程〕を修了する。
(2)高等学校又は中等教育学校を卒業後、厚生労働大臣が指定した養成所(3年課程)を修了する。
(3)准看護師の資格を取得後、文部科学大臣又は厚生労働大臣の指定した学校・養成所(2年課程)を修了する。
お問い合わせ
このページの担当は 医療政策部 医療人材課 人材計画担当(03-5320-4441) です。
