1962年4月2日から1979年4月1日までに生まれた男性への 風しん抗体検査及び予防接種について(第5期、追加的対策)
抗体検査及び予防接種の概要
1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までに生まれた男性は風しんの抗体検査及び予防接種が原則無料となります。
この年代の男性は過去に公的に予防接種が行われていないため、自分が風しんにかかり、家族や周囲の人たちに広げてしまう恐れがあります。
まずは、抗体検査を受けましょう。風しんへの免疫がなかった方(十分な量の抗体がなかった方)は、予防接種を受けてください。
クーポン券が届いた方へ
風しんワクチンの定期接種の機会がなかった昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性を対象として、風しんの抗体検査と予防接種を原則無料で実施しています。
お住まいの市区町村から送られたクーポン券を使って、2024年度まで、風抗体検査と予防接種を原則無料で受けることができます。まだ受けていない方は、ぜひこの機会に抗体検査を受けましょう。
※クーポン券が届いていない方やクーポン券をなくされた方は、お住いの市区町村にお問い合わせください。
風しんに関する追加的対策区市町村担当部署一覧(2023年4月時点)(PDF:131KB)
STEP1:市区町村からクーポン券が届く
1.風しんワクチンの定期接種の機会がなかった昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性を対象として、市区町村からクーポン券を送付します。
2.お住まいの市区町村よりクーポン券が届きましたら、開封して中身をご確認ください。
STEP2:風しんの抗体検査を受ける(無料)
検査は、健康診断等か、お近くの医療機関で、採血して行います。結果が分かるまでに数日かかる場合があります。
1.健康診断の機会に受ける
勤め先の健康診断の際に、抗体検査を受けられる場合があります。(詳しくは勤め先の担当者へ)
人間ドックの際にも抗体検査を受けられる場合があります。(詳しくは受診する医療機関へ)
検査の際に、クーポン券をご持参ください。
2.お近くの医療機関で受ける場合
全国の4万か所以上の医療機関(診療所など)で、検査を受けることができます。クーポン券は全国どこでも(住所のある市区町村以外でも)使用できます。
クーポン券を使用できる医療機関のリストはこちら
(検査を受けられる曜日など、受診する医療機関へご確認ください。)
検査の際に、クーポン券とお住まいの住所が確認できる書類をお持ちください。
※住民票の住所が変わった方は、転居後の市区町村からクーポン券を再発行してもらいお持ちください。
STEP3: 検査の結果を聞き、免疫がない場合は風しんの予防接種を受ける
検査結果は、検査を受けたところで確認してください。
(健康診断の結果とともに通知される、検査を受けた医療機関に問い合わせる など)
風しんへの免疫がなかった方(十分な量の抗体がなかった方)は、予防接種を受けてください。検査の結果、十分な抗体があった方、予防接種は不要です。
・全国4万か所以上の医療機関(診療所など)で、予防接種を受けることができます。クーポン券は、全国どこでも(住所のある市区町村以外でも)使用できます。
クーポン券を使用できる医療機関のリストはこちら
(接種を受けられる曜日、ワクチンを予約する必要があるかなど、受診する医療機関へご確認ください。)
・予防接種を受ける際に、クーポン券と本人確認書類をお持ちください。
風しん5期追加的対策 リーフレット
こちらのリーフレット(PDF:2,471KB)はダウンロードして使用可能です。
風しんとは
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の感染症です。一般的には「三日はしか」とも呼ばれ、春から初夏にかけて多くみられます。2~3週間の潜伏期間の後、発熱、発疹、リンパ節の腫れといった症状がでます。風しんは基本的には重症化せず回復していく疾患ですが、関節炎、血小板減少性紫斑病、急性脳炎などの合併症を発症することもあり、注意が必要です。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15%から30%程度いるといわれています。また、一度感染すると、大部分の人は生涯風しんにかかることはないといわれています。学童から思春期に多く発生がみられますが、近年では成人での発生も多く報告されています。また、妊娠初期の女性が感染すると、先天性風しん症候群(CRS)※を起こすこともあります。
※先天性風しん症候群(CRS) |
風しんに免疫のない女性が妊娠初期に風しんに感染し、風しんウイルスが胎児に感染することにより、出生児に先天性の心疾患、難聴、白内障等の障害を起こす病気の総称
主な感染経路は、「飛沫感染」で咳やくしゃみなどによって他の人にうつりますが、その際に、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。発疹のでる7日前から発疹が出た5日後くらいまでは、周囲への感染力があると考えられていますが、感染力は、麻しん(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くありません。
風しんは麻しんと同様、予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる有効な予防方法です。免疫をあらかじめ獲得しておくことが重要であるため、予防接種法の対象疾患とされており、区市町村が予防接種を実施しています。
お知らせ
~「風しんの追加的対策」の実施期間が3年間延長されました~
風しんの追加的対策については、2018年7月以降、特に、大都市圏を中心に風しんの患者数が増大したこと等を受け、風しんの感染拡大を防止するため、2022年3月31日までの間に限り、これまで風しんにかかる予防接種を公的に受ける機会がなかった1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性(以下「対象者」という)を対象とした「風しんの追加的対策」を実施しているところです。
本対策の対象者の抗体保有率を、2021年7月までに85%、2022年3月までに90%に引き上げるという当初の目標の達成が困難であることから、第57回厚生科学審議会感染症部会及び第46回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(令和3年12月17日開催)において、風しんの追加的対策の目標の期限の2025年3月末までの延長が了承されました。
”風疹ゼロ” プロジェクト宣言(公益社団法人日本産婦人科医会)について
風しん抗体検査・第5期風しん定期接種のクーポン券を受け取ったすべての方へ
(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性です)
2019年から妊婦への風しん罹患のリスクをなくすための大切な対策が続いていますが、
まだ75%の方が検査を受けていません!
〇風しんをゼロにするために検査を受けましょう。
〇職場等では、対象の方が検査・予防接種を受けられるよう特段の配慮をお願いします。
なお、クーポン券を紛失した場合は、再発行についてお住まいの自治体にご相談ください。
2022年“風疹ゼロ”プロジェクト宣言(公益社団法人日本産婦人科医会)
風しん抗体検査・ワクチン接種勧奨の啓発資材
風しん抗体検査・ワクチン接種勧奨の啓発資材(CiDER大阪大学感染総合教育研究拠点)(PDF:893KB)
こちらのリーフレット(PDF:893KB)はダウンロードして使用可能です。
関連のあるページ
子どもの麻しん風しん予防接種について
妊娠希望女性及び同居者、妊婦の同居者への風しん抗体検査及び予防接種について
【動画】麻しん・風しん予防対策事業
様々な場面でご活用が可能な動画のページ
外部リンク
(1)風しんについて(厚生労働省)
(2)風しんの追加的対策について(厚生労働省)
(3)予防接種が推奨される風しん抗体価について(HI法・EIA法)(厚生労働省)
(4)風しんとは(国立感染症研究所)
(5)先天性風しん症候群とは(国立感染症研究所)
(6)風しんQ&A(国立感染症研究所)
(7)九都県市共同での風しん対策について(防災首都圏ネットワーク)
(8)職場における風しん対策ガイドライン(国立感染症研究所)
(9)風しん抗体検査・ワクチン接種勧奨の啓発資材(CiDER大阪大学感染総合教育研究拠点)
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お問い合わせ
このページの担当は 感染症対策部 防疫・情報管理課 防疫担当(03-5320-5892) です。
