身近な人が新型コロナウイルス感染症になった方へ~自分が濃厚接触者だと思ったら~
自分が濃厚接触者だと思ったら
濃厚接触者は、「自分が発症する可能性」と「無症状でも他人に感染を拡げる可能性」があります。
同居のご家族などが新型コロナウイルス感染症と診断され、
「自分は濃厚接触者かもしれない。」と思ったら、
体調悪化を防ぎ、感染拡大を防ぐため、ご自身の体調管理と健康観察期間中の外出の自粛をお願いします。
よくある質問
質問:
自分が陽性となって自宅療養している間に、同居している家族が陽性となった。この場合、自分の療養期間は延長されるのか。
回答:
陽性者は、同居している家族等があとから陽性になった場合でも、療養期間の延長はありません。ただし、家庭内に陽性者がいる間に療養解除となった時は、家庭内にウイルスが存在している状態ですので、咳エチケットや手洗いを念入りにするなど家庭内外での感染対策には十分気を付けてください。また、家族の療養期間中はマスクの着用が推奨されます。
濃厚接触者に係る特定や行動制限の変更について
オミクロン株が主流である間においては、感染者が発生した場所毎に濃厚接触者の特定や行動制限を実施するかを、自治体の判断で決定することとされており、
東京都としては、以下のとおり発生場所毎に積極的疫学調査を実施し、濃厚接触者の特定及び行動制限を行うこととなりました。
濃厚接触者に係る特定や行動制限について(PDF:665KB)
都において濃厚接触者の特定及び行動制限並びに積極的疫学調査について(令和5年3月13日現在)(PDF:839KB)
(参考)
厚生労働省 「B.1.1.529 系統(オミクロン株)が主流である間の当該株の特徴を踏まえた感染者の発生場所毎の濃厚接触者の特定及び行動制限並びに積極的疫学調査の実施について」
同居家族等の健康観察期間の考え方
- 陽性者の発症日(無症状の場合は検体採取日)または住居内で感染対策を講じた日、いずれか遅い方を0日目として5日間(6日目解除)とします。詳しい考え方については下記のリンクをご参考にしてください。なお、抗原定性検査キット(体外診断用医薬品※1、一般用抗原検査キット(OTC)※2のキットを選んでください。)により2日目と3日目に検査を行い、陰性が確認された場合には、3日目から待機を解除することが可能です。
- 濃厚接触者の同居家族の待機期間終了後も、陽性者の療養が終了するまでは、引き続き検温などご自身による健康状態の確認や、リスクの高い場所の利用や会食等を避けること、咳エチケット等の感染対策をしていただきますよう、よろしくお願いいたします。
家族が陽性となった場合の待機期間の考え方(PDF:955KB)
※1 体外診断用医薬品(検査キット)の承認情報
※2 一般用抗原検査キット(OTC)の承認情報
オミクロン株陽性者の濃厚接触者が5日間をまたずに、待機を解除する場合の検査
1.5日間の自宅待機を待たずに、待機を解除する場合
(社会機能維持者に限らず、実施可能)
(1)抗原定性検査(体外診断用医薬品※1、一般用抗原検査キット(OTC)※2のキットを
選んでください。)で、2、3日目で陰性の場合、待機解除
3、4日目の検査陰性の場合は4日目で解除
(2)7日間経過までは、自身による健康状態確認、リスクの高い場所や会食等を避ける、
咳エチケット等を依頼。マスク着用を推奨。
2.医療従事者等が勤務を継続する場合の検査について
(最終接触日の翌日から勤務を継続する必要がある場合)
(1)最終接触日から1から3日目の場合、業務前検査で陰性が確認された場合、業務に従事可能
(2)3日目の検査(抗原定性検査(体外診断用医薬品※1、一般用抗原検査キット(OTC)※2のキットを
選んでください。)は2、3日目)で陰性の場合、4日以降の検査実施の必要なし
(3)7日間経過までは、自身による健康状態確認、リスクの高い場所や会食等を避ける、
咳エチケット等を依頼。マスク着用を推奨。
詳細については下記をご覧ください。
検査の考え方について(PDF:710KB)
※1 体外診断用医薬品(検査キット)の承認情報
※2 一般用抗原検査キット(OTC)の承認情報
事業所(ハイリスク施設等を除く)について
新型コロナウイルス感染症による日本経済への影響を考え、濃厚接触者の特定はしない、というのが厚生労働省の方針です。そのため、事業所(ハイリスク施設等を除く)等において陽性者が発生した場合に、原則保健所への連絡は必要ありません。ただし、陽性者が複数名発生するなど、施設内において感染が拡大していると考えられる場合、保健所に感染防止対策等について相談することは可能です。
*ハイリスク施設とは、医療機関、高齢・障害者施設
※陽性者と接触があった場合の対応について
事業所等で感染者と接触があったことのみを理由として出勤を含む外出を制限する必要はありません。陽性者と事業所等内において接触があったと考えられる場合については、
以下の1から3までを参考にご対応ください。
- 事業所等で感染者と接触のあった者は、接触のあった最後の日から一定の期間(目安として7日間)はハイリスク者との接触やハイリスク施設への訪問、不特定多数の者が集まる飲食や大規模イベントの参加等の感染リスクの高い行動を控えるよう、事務所内に周知する。 *ハイリスク者とは、高齢者や基礎疾患を有する者等、感染した場合に重症化リスクの高い方
- 事業所等で感染者と接触があった者のうち、飛沫が飛ぶ会話や、感染対策を行わずに飲食を共にしたもの等は、5日間の外出自粛や3日目の自主的な検査実施など、当該従事者に対し感染防止対策の実施を依頼する。
- 1、2いずれの場合であっても、症状がある場合には診療・検査医療機関を受診するか、自主検査を実施するように促す。
職場に濃厚接触者疑いの方がいる場合の対応について
下記のリンクを参考にしながら、ご対応ください。
・新型コロナウイルスに関するQ&A(企業の方向け)(厚生労働省)
・職場における積極的な検査等の実施
濃厚接触者の定義(参考)
*保健所が濃厚接触者を決定する場合は、これらの定義を参考に総合的に判断します。
濃厚接触者とは、新型コロナウイルス感染症の患者と感染可能期間(※)において、患者が入院、宿泊療養又は自宅療養を開始するまでに接触した者のうち、次の範囲に該当する方のことを言います。
1. 同居あるいは長時間の接触(車内・航空機内等を含む)
2. 適切な感染防護なしに新型コロナウイルス感染症患者を診察、看護もしくは介護した
3. 患者の痰や体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い
4. 手で触れることのできる距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、
患者と15分以上の接触があった者
(周囲の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断されます)
※感染可能期間とは
1. 患者が発熱及び咳・呼吸困難などの急性の呼吸器症状を含めた新型コロナウイルス感染症を疑う症状
(発熱、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、
嘔気・嘔吐など)を呈した2日前から退院又は宿泊療養・自宅療養の解除の基準を満たすまでの期間
2. 無症状病原体保有者の感染可能期間は、陽性確定に係る検体採取日の2日前から
退院又は宿泊療養・自宅療養の解除の基準を満たすまでの期間
健康観察期間中の過ごし方
1. 不要不急の外出や周囲の方との接触は控えてください。
やむを得ない場合は、咳エチケットと手指衛生などの感染予防策を必ず行ってください。
また、7日間が経過するまではマスクの着用が推奨されます。
2. 同居者がいる場合は、以下の点に注意してください
・家庭内ではタオルの共用を避け、可能な限り空間を分けて生活してください。
・咳エチケット(ティッシュ、ハンカチ、袖、肘の内側などを使って口や鼻をおさえる、
マスクの着用等)の遵守、石けんと流水での手洗い、アルコール消毒を心がけてください。
・手を触れる共用部分は、次亜塩素酸ナトリウム又は濃度70%以上のアルコールで消毒しましょう。
・鼻をかんだティッシュや使用した使い捨てマスクは、すぐにビニール袋に入れて、
密封して廃棄してください。
3. 1 日2 回(朝・夕)体温測定をし、ご自身で症状の有無を確認してください。
発熱、咳、息苦しさ、強い倦怠感などの症状に注意し、
症状がみられたら、診療・検査医療機関を受診するか、自主検査を実施しましょう。
症状がある場合の受診先について
下記の医療機関に事前にご予約の上、ご受診ご相談ください。
・診療・検査医療機関の一覧
*検査を受けて結果が陰性であっても、健康観察期間中は症状の有無に注意し、
自宅待機をお願いいたします。
*救急車を呼ぶかどうか迷ったら
・東京消防庁救急相談センター #7119
その他新型コロナウイルス感染症にかかる各種相談窓口
・新型コロナウイルス感染者の同居者を対象とした臨床試験(治験)について
現在、製薬会社による新型コロナウイルス感染症の予防薬の臨床試験が実施されています。
対象者の条件等の詳細は、下記のサイトをご覧ください。
なお、本臨床試験については、下記リンク先のページ記載の治験コールセンターにお問い合わせください。
お問い合わせ
お住まいの保健所にお問い合わせください。
東京都内の保健所・保健センター 一覧
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
