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株式会社LIXIL ユニバーサルデザインの出前授業でヘルプマークを紹介

 株式会社LIXILは、年齢、性別、国籍、障がいの有無や使う人の能力などに関わらず、より多くの人が利用できることを目指す「ユニバーサルデザイン」を子どもたちに伝える出前授業『ひとりにいい、みんなにいい ~ユニバーサルデザイン~』を2017年4月より開始しています。
 出前授業とは、LIXILの社員が講師となりオリジナル教材を使って地域の小学校で授業を行う活動です。このプログラムでは、日常生活で見かけるユニバーサルデザインのひとつであるピクトグラムを学習する際に「ヘルプマーク」を紹介し、多機能トイレの工夫を学ぶワークショップでは、「オストメイト用設備」も題材にしています。子どもたちに、「ヘルプマーク」を示しながら、外見ではわからなくても、援助や配慮を必要としている人がいることを教えます。この授業を通して、社員自身も多様性やユニバーサルデザインについて理解を深め、ヘルプマークやオストメイト機器についての知識を習得しています。

株式会社LIXIL  ユニバーサルデザインの出前授業でヘルプマークを紹介

 LIXILは、コーポレート・レスポンシビリティ戦略における優先取り組み課題のひとつに、「多様性の尊重」を掲げています。子どもたちは、高齢者や障がい者を自分にとって遠い存在であると考えがちですが、授業では、性別や年齢、国籍など、多様な人が暮らす社会であることや、右利き、左利き、背の高い、低いなど、さまざまな個性があり、ひとりひとりが実に多様であることを伝えます。
 また、「使いやすい」「わかりやすい」「安全・安心」のポイントを軸に、使いやすく進化した「水栓」、誰にでもわかりやすい「ピクトグラム」、みんなに安全な「ホームドア」などを紹介し、街や家に施されている身近なユニバーサルデザインを学習します。
 ワークショップでは、多機能トイレ設備におけるさまざまな工夫を、グループで話し合いながら見つけていきます。その設備を必要としている人のことを考えることで、障がい者、高齢者への理解を深め、自分たちができることを考えて、行動する力を身につけるきっかけを示していきます。なお、この授業は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による東京2020公認教育プログラムにも認定されています。
 LIXILは、年齢、性別、国籍、障がいの有無などに関係なく、誰もが個性と能力を発揮し、お互いを尊重しながら生き生きと暮らすことができる「ユニバーサル社会」の実現に貢献するため、製品・サービスの提供に努めるとともに、未来を担う子どもたちへの教育活動を行っていきます。

株式会社LIXIL 出前授業『ひとりにいい、みんなにいい ~ユニバーサルデザイン~』
http://www.lixil.co.jp/corporate/sustainability/future/education/ed_universal.html

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