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愛知県稲沢市:「障害者支援用バンダナ」にヘルプマーク

 愛知県稲沢市では、災害時の助け合いを目的とした「障害者支援用バンダナ」を作製しました。このバンダナは、主に、災害時の避難所等で活用します。支援を必要とする障害者が身に着けることで、支援を受けやすくすることと、何かしらのお手伝いができるかたが積極的に支援に関わることができるようにするという、2つの目的を持っており、市民がお互いに支え合う「共助」に役立ちます。
 市では、ろう者であるかないかにかかわらず、全ての市民が、共に支え合う地域社会を目指すため、手話言語条例を施行(平成31年1月1日施行)しました。その施策の一つとして、稲沢市聴覚障害者福祉協会から要望のあった、「障害者支援用バンダナ」の作製を進め、市内の障害者団体や手話言語施策推進会議から意見をいただき、デザインを決定しました。

  バンダナの四隅には、「耳が不自由です」「支援が必要です(ヘルプマーク)」「手話ができます」「お手伝いします」の4種類の文字とマークが記されており、支援が必要なことを表すマークがついている黄色い部分と、支援ができることを表す緑の部分が対角にならんでいます。  
  バンダナを二つ折りにして、必要な文字とマークが見えるように着用します。  
  このバンダナの最大の特徴は、どんな支援が必要なのか、また、どんなお手伝いができるのかを具体的に書き込めるようにしたところです(他の自治体でも災害時に使用するバンダナを作製した事例はありますが、このように書き込み式にしたものは、本市のオリジナルとなります)。  
  視覚障害者のかたのために、「支援が必要です」の部分が認識しやすいようにタグをつけています。  

 8月25日(日)に3か所で実施した市総合防災訓練において、このバンダナについてPRしました。今後、障害者団体をはじめ、希望者に無償で配布するとともに、各避難所に備蓄品として保管します。

愛知県稲沢市

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