このページの先頭です


院長あいさつ


院長 澁谷和彦

 都立府中療育センターは、東京都における唯一の公立重症障害児者施設として1968年に開設し入所(入院)および通所など療育・医療において重要な役割を担ってきました。一方、都立多摩療育園は、1976年に開設し外来診療および通園等を介して在宅生活を送る障害児者とその家族を支援してきました。2020年6月、2つの事業を統合し新施設へ移転してから、新たに総合的な府中療育センターとして運営を開始しました。


 新しいセンターは、施設全体が広くて明るく解放感があり、災害等に対してもより安全な設計になっています。南側は森に面した遊歩道のある屋外広場となり、四季折々の自然を身近に感じることができます。また、短時間で綺麗な画像が撮れる320列CT装置など最新の機器を導入し、患者・利用者の方々がより快適に療育・医療を受けて頂けるようになりました。現在、成人の利用者は、元来の障害だけでなく高齢化に伴う老化と生活習慣病やがんを発症することがあります。年少者の方々も医療依存度が年々高くなっています。必要とする医療が変化していますが、多摩メディカルキャンパス内の各専門医療機関と連携して対応しております。一方、コロナ禍の取組みとして地域療育講習会をオンライン開催するなど、地域療育支援事業にも力を入れながら、在宅支援および人材育成や情報提供を進めてまいります。


 これからも、施設を利用する方々が幸せを感じられますように、一人ひとりに寄り添う療育・医療を提供していきたいと考えております。皆様から引き続きご支援を頂けますよう宜しくお願い申し上げます。

お問い合わせ

このページの担当は 府中療育センター 事務室 庶務担当 です。

本文ここまで


以下 奥付けです。