発達障害向け専門プログラム（ASAP）

ASAP（Autism Spectrum disorder Assistance Program）
発達障害の方の特性に合わせたパッケージ型認知行動療法です。自閉症スペクトラム障害（ASD）、注意欠如・多動性障害（ADHD）などの診断をされている、あるいはその傾向を有する、知的障害及び学習障害を伴わない方を対象としています。
ライフスキル、コミュニケーションスキル、就労に必要なスキルやマナーなどを学びます。自分の特性について知識を深め、特性にあった働き方や人とのかかわり方、苦手なことへの対処法を学び、安定して働けること、学校に通えることを目指します。
発達障害向け専門プログラム（ASAP）は、就労／進学・復学コース（デイケア）のプログラムとして開設していますが、復職コース（作業訓練）の方も必要に応じて参加していただけます。

※ASAP（アサップ：Autism Spectrum disorder Assistance Program）は、当センターの発達障害支援プログラムの愛称です。

発達障害は、特徴によって診断名が分類されています。
ASDは（1）対人関係や社会性の障害により友人関係が築けない、（2）コミュニケーション（言語表出）の障害、（3）想像力の障害による興味活動の減少やこだわり、などの特徴があります。
ADHDは（1）不注意、（2）多動性、（3）衝動性があるために、忘れ物を繰り返す、計画的に行動できない、片づけられない、過活動と虚脱を繰り返すなどの特徴が幼少期から続きます。
これらの障害は大人になってから気づかれ、診断されることも少なくありません。